この知識はこんな方におすすめ
- やる事もないし家にこもっている
- 休日を人生の飛躍につなげたい
休日の過ごし方で人生は大きく変わる!
急にコロナウイルスのせいで休みができているという人が結構いると思いますが、この休みの間に何をすればいいのでしょうか。
そもそも自宅待機推奨とされていますので、出かけることもできないでしょうし、イベントやライブも次々と中止や延期になっていますので、暇だという状況の人も結構いると思います。
このような急な休みであったり時間が出来た時に何をするべきだと思いますか。
仕事をしている人は休んでいる場合ではないという人も多いと思いますが、そういう人も仕事が終わった後にもそんなに遊びに行けないと思います。
このような急な休みや時間が出来た時に何をすればいいのかということを紹介させてもらいます。
休日に何をするのがベストなのでしょうか。
僕たちの人生の満足感であったり自信を持ちこれからのためになることとしては、例えば、何かの技術を身につけたり能力を身につけるなど色々なものがあると思いますが、休みの使い方でも結構変わるものです。
僕はテレビに出始めた大学生の頃から休みの日にすることを決めていました。ずっとこのことを続けてきました。当時はそんなに科学的根拠があったわけではありませんでしたが、後からそんな続けてきたことが正しかったという文献が出てきて良かったと思っていることがあります。
「休日には必ず新しいことを1つ!」
僕は、休日には必ず新しいことをひとつはするということを決めていました。必ずひとつだけは新しいことをするということを学生の頃から続けてきました。
これは新しい本を読むというようなことでもいいのですが、普段から心理学の本をたくさん読んでいたとしたら、心理学ではなく読んだことのない作家さんの本を読んでみるとか、今まで絶対に面白くないと思い避けてきた本をあえて読んでみるということをしてみたり、今まで自分が勉強したことがないジャンルを勉強してみるというように、普段とは違うことをするということが休日の正しい使い方です。
休日はただ過ごしてもそれほど幸せには繋がらない
休日に関する研究は以前にも紹介したことがありますが、海外では様々な研究がされています。
日本人の休日は比較的短いですが、欧米では2週間とか1ヶ月とか結構普通に休みを取るものです。このような休みの時にどういう行動をとるといいのかということが結構研究され議論されてきました。
普通に休みや休日に何をするかと考えると、長い休みであれば旅行に行ったりということを想像すると思いますが、人間は意外と普段仕事をしているような時には休みたいと思っているにもかかわらず、実際にその休日を過ごしてもそれほど幸せにはなっていません。
もちろん、一年中休みなく働いているとそれは体を壊すことになってしまいますので危険ですが、僕たちは休みに対してとても過大な期待をしているけれど、実際に休んでもその休日というものは僕たちをそれほど幸せにはしてくれないものです。
ではどうすればいいのかということを様々な研究者が調べてくれています。
例えば、休日の効果は2週間ぐらいで消えるということを以前紹介させてもらいました。
7つほどのデータをまとめた研究を見てみると、休日で人間は幸せになれるのかということを調べたものですが、確かに、休日には旅行などをした方が幸福度や健康レベルは上がるけれど、意外と大した効果ではないということが分かっています。
さらに、その効果は日常の生活や仕事に戻ってから2週間から3週間ぐらいで消えてしまうということです。
休日というものはただ普通に過ごしてもそんなに幸せにはなれないわけです。この場合は普通に旅行に行けるような休日についてですが、皆さんが今過ごしている休日やできた時間というものは、イベントや外出も自粛中ですし特にやることもないという人が多いと思います。
そうなるとただ家にこもるようになってしまいがちですが、これは一番やばい休日の過ごし方です。
人生で重要な「コントロール感」
先ほど紹介したように、休日には新しいことにチャレンジしたり何か新しいことをするというのが一番ベストな過ごし方ではありますが、なぜこれがベストなのかというとコントロール感が増えるからです。
普通に仕事をしている場合であれば、会社でするべきこともあるし上司からの指示やクライアントからの依頼などもあるので、自分で自由にできるものが少なくなります。
ところが、休日というものは完全に自分の判断で物事を決めて行うことができるものです。
であれば、全部自分の時間なので家でゴロゴロしてもいいのではないかと考える人もいるかもしれませんが、このコントロール感というものはそれでは得ることができません。
コントロール感というものは、自分の力だけで計画を立ててその通りに自分で遂行することが実際にできたという感覚です。
実際に、様々な研究で自分の人生を自分の力でコントロールすることができているという感覚を持っている人の方が、そうでない人に比べて幸福度も高く幸せで、仕事や日常でのモチベーションも高くなるということが分かっています。
よく仕事に関する本では、大切な仕事こそ部下に任せるべきだということを書いているものがありますが、それは部下が自分で自分の仕事をコントロールすることができているという感覚を持つことができて、それがモチベーションになるからです。
休日は自分の行動を予測可能なものにする!
今回のように外出することもなかなかできないというような場合には、自分の行動を予測可能にするということが大切です。
もし急な休みや時間的な余裕ができたという時には、自分の人生のことを考えるのであればまずは計画を立てましょう。その日1日の計画を立ててください。
1日の計画として時系列に何をするのかということを考えるわけですが、それをやらなければいけないという計画は駄目です。
コントロール感が大事なわけですから、今日はこれに挑戦するということを毎日1つずつ決めてください。
例えば僕の場合であれば、今日実際に挑戦して成功した事が1つあり、普段からHIITという運動をしているのですが、この回数を1.5倍にしてみました。途中で挫折してしまうかと思っていましたが意外とやればできました。
このように1日1つでいいので何かに挑戦するということを組み込んだ予定を作ってください。これがとても重要です。
時間を有効に使える感覚になり先々の人生の役にたつ!
2010年にオランダで行われた研究で、974人の男女を32週間にわたり追跡して、人間の習慣というものがどのような影響を与えるのかということを調べたものがあり、この中の参考文献としても出てくるものですが、結局僕たちは休日には新しい経験をした方が、時間を有効に使うことができているという感覚が生まれるし、その休日が自分の先々の人生のためになるということが示されています。
このオランダの研究では、全員に2週間から3週間ほど海外で過ごしてもらうという実験を行っていて、その2週間から3週間の休みに自分が行ったことがない国に行ったり新しい文化に触れると、いいアイデアを思いつきやすくなったということも確認されています。
そういう意味では、創造力やクリエイティビティが上がるということが休日に新しい経験をすることのメリットと言えます。
少しだけ背伸びをする挑戦を!
この研究では海外に行っていますが、別に海外に行く必要もありません。自分がしたことがないことであったり、できるかできないか断言はできないとか確実にできるとは言えないし不安はあるけれど挑戦してみようぐらいの少し背伸びをするぐらいの挑戦です。
無理ではないけれど少し背伸びをしないでいけないぐらいのレベルで頑張ると、人間はそれに適応しようとするのがどんどん成長していくことができるということです。
だから、実際に能力も高くなっていくのではないかということがいわれています。
シンガポールでも同じような研究が行われていて、やはり、異文化に触れたり自分が知らない文化や考えに接したことがある人は、教育レベルや収入のレベルに関わることなくいいアイデアやオリジナリティがあることを思いつくということも分かっています。
休日は計画的に過ごすことが重要
毎日新しいことに挑戦することが大切といっても積み上げ方の成果というものは出てこなくなります。
例えば、英語を喋れるようになろうとか数学の能力を身につけようとか、統計のデータを読めるようになろうとか色々な挑戦したいことはあると思いますが、これらは1日ではできないと思います。
僕のお勧めとしては、午前中など1日の最初のあたりに自分がやりたいことを全部まとめておきます。それを午前中にすべて終わらせてしまいます。
これは最低限のレベルで考えてください。自分のやりたいことをあれもこれも詰め込もうとする人もいるかもしれませんが、それはチャレンジの方にまわしてください。
1日の間にこれだけやろうというものを午前中に全部終わらせて、それは慣れるとどんどん短い時間で出来るようになりますので、習慣化という意味ではとても良いものでもあります。
僕の場合であれば、朝起きてから運動と瞑想をしたりニコニコなどで放送する内容を考えたりというようなことを朝のうちに終わらせます。うまく進むと1日の間に絶対にやりたいことが2時間ぐらいで終わらせることができます。
そして、その絶対やりたい事を終わらせたら新しく何かに挑戦することに入ります。
できれば、1週間ぐらいの間でその日に何に挑戦するのかということを決めておくのがいいと思います。
1日ひとつぐらいの新しいチャレンジを決めておいて、できるだけ朝のうちの早い時間帯の中で自分が絶対にやりたいことだけは終わらしておいて、その後の時間は新しいことやチャレンジすることに使うようにすると、休日もとても有効に使うことができるようになります。
結局、休日というものは計画的に過ごした方がいいということです。
新しい経験に適応する能力が感情を安定させる
今はコロナウイルスも恐ろしいですし様々な問題も起きていて、感情も不安定になりトイレットペーパーを買い占めに走ったりする人も出てきます。
休日に新しい挑戦をするようにすると感情も安定してくるようになります。
トイレットペーパーを買い占めに走ってしまったというような人は、新しい本を読むとか新しいことに挑戦するということをしたほうがいいと思います。
2013年のワイドナー大学の論文を見てみても、見知らぬ土地に旅行をしたり住んだ経験があるのかということを調べていますが、このような新しい経験に適応する能力が高い人ほど、様々なシチュエーションの中で自分の感情を上手にコントロールすることができるということが分かっています。
さらに、その感情を相手にぶつけてしまったりパニック起こしたりもしづらいということが確認されています。
僕たちが何か新しいことに挑戦しているという時には、必ずそこには少なからず不快感が伴います。
自分が新しいことに挑戦しようとしているのに、快適でしかないと言うのであればそれはチャレンジではありません。
新しいチャレンジをしようとしているのに誰からも反対されなかったとしたら、それは大して新しいことをしていないということです。
新しいことにチャレンジし続けていると、徐々に様々な不快感に対して対処する能力が生まれてきます。
この不快感に対処する能力というものが、自分の感情を安定化させる能力になります。
是非皆さんも休日には新しいことにチャレンジするようにして、自分のネガティブな感情に振り回されないようにしてください。
共感能力も育つ!
良好な人間関係も手に入る!
偏見も乗り越えやすくなる!
ちなみに、休日に新しいことに挑戦すると他にも大きなメリットがあります。
もともと僕は学生の頃からとてもコミュ障なほうでした。今は仲良くしたい人とはコミュニケーションをとりますし割と高くコミュニケーション能力を発揮することができますが、大事なのは大切な人の気持ちを理解することができるかどうかということです。
多くの人達は敵を作らない人生を歩もうとしますが、敵を作らない人生というのは誰も味方がいない人生です。僕たちは自分のことを大切にしてくれたり自分も大切にしたいと思う仲間を作ることが大切です。
敵がたくさんいたとしてもその分味方がいればいいわけです。
休日に新しいことをすると共感能力も育ちます。
新しいことに挑戦していると知らない人に対しても信頼感が増すということが分かっています。
これは他人を信用しやすくなるということではなく、共感能力が育ち相手の感情や気持ちがわかるようになるので、知らない人に対して自分を裏切るのではないだろうかというように変に恐れることなく、ちゃんと心をオープンにして見ることができるようになるということです。
そのようにちゃんと相手のことを見れるようになると、やばい人に対しては切ることもできるわけです。
さらに、嫌なコミュニケーションに対しての忍耐力も増します。人間関係で少しトラブルを抱えてしまったという時にも、それに冷静に対応することができるようになります。
それだけでなく、自分の身の回りの友人や知人などの大事な人はへの態度が優しくなり、プライベートの大切な人間関係がますます良くなるということも分かっています。
偏見なども起こりにくいということも分かっています。
見知らぬ土地に行ったり新しい体験をたくさんしている人ほど、性別や年齢、人種といったものに対する偏見を乗り越えやすくなります。
「爪を磨く時期」
世の中は今このような状況ですから経済が冷え込んだりすることはどうしようもないと思いますが、皆さんの人生まで悶々としたような状況にする必要はありません。
経済活動ができない時には爪を磨けばいいわけです。
ウォーレン・バフェットの素晴らしい言葉があります。
自分の人生の行く手に霧が立ち込めたら、それはむやみに進む必要はない。その霧が晴れるまで爪を研いで待てばいい。
今僕達は爪を研いで待つ時期なのではないでしょうか。
新しい経験を考えるときの3つのポイント
皆さんも是非休日に新しい体験をたくさんするようにしてみてください。
その新しい体験のポイントとしては3つあります。
少しの不安を頼りに
まず1つ目は不安を頼りにしてください。
ちょっと不安だとかちょっと分からないと思うようなレベルの行動をするということが重要なポイントです。それが新しいことをするということです。
例えば、読書の場合であれば、自分はこの本を今日1日の読み通せるだろうかとか、このジャンルの本は苦手だから大丈夫だろうかというように少し不安になるぐらいのレベルの事にチャレンジしましょう。
何が起きるかわからない状況に身を置く
そして2つ目のポイントとしては、これは今回のように家の中では難しいかもしれませんが、何が起きるか分からない状況や自分がやったことがない状況に身を置くようにしてください。
ですから、本を読む場合にも普通に椅子に座って読むのではなく、立ってステッパーを踏みながら読んだり歩きながら読んだりして、普段とは違うやり方をしてちょっとだけ違う何かが起きるのではないかというように、変化に対する不安を乗りこなしながら新しい行動をとるようにしてください。
発見と学習のチャンスがあることを
最後の3つ目のポイントとしては、発見と学習のチャンスがあるものにしてください。そのことをしたことによって学びがあるかどうかということがとても大切です。
それは別に自分の仕事とは関係がないことで挑戦した方が効果はより高くなると思います。
ですから、今までしたことがないことで少し不安になることで、何が起きるかどうかわからないし自分の仕事に役立つかどうかも分からないジャンルだけれど、学習や発見のチャンスがありそうなものを選ぶというのがお勧めになります。
是非このようにして新しい挑戦をしてみるといいのではないでしょうか。自分がしてみたいことを探すだけでも全然違うと思います。
休日は習慣を固める機会
僕は学生の頃から、新しいことに挑戦をするということと同時に、習慣を固めるということも休日にしていました。
僕も学生の頃にはやることが色々ありすぎて、普段やらなくてはいけない習慣をスタートさせることがなかなかできませんでした。
休日の間に自分の習慣に関するパッケージを作るようにしたほうがいいと思います。
例えば僕のように、朝起きてから激しい運動をして冷水を浴びて、読書したら瞑想するというように、このような生活のリズムというものは休日の間に整えておくといいと思います。
休日の間に良い習慣を作っておけば、休日が明けてから一気に飛躍することができます。
なぜかというと多くの人がそれをできないからです。
この休みの間に、自分が一生続けたいことや自分の能力のベースを上げるような行動を習慣にしておくというのが一番いいテクニックなのではないでしょうか。
この習慣の作り方に関しては、今回のおすすめの本とおすすめの動画として紹介しておきますので、そちらを是非チェックしてください。
今回のおすすめの本としては『短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術』を紹介しておきます。悪い習慣の消し方についても紹介していますので、是非チェックしてみてください。
そして、おすすめの動画としては「人生の50%以上を占める習慣的行動を操る【5つの超習慣術】」を紹介しておきます。
人間の行動というものは半分以上が習慣でできているものです。まとまった休みのある人はその間に習慣の操り方だけ身につけておけば、その後一生が楽になると思います。
人生の多くの問題がほぼ時間だけの問題になります。
例えば、何か新しいビジネスに挑戦しようとした時に、急に年収1億円になろうというようなことは無理ですが、着実に続けることで上がるものに関しては、習慣化のテクニックさえ身につけておけば絶対に出来るようになります。
そうなると時間だけの問題になりますから、自分のこれからの成長に対して予測を立てることも出来るようになります。
多くの人は目標として夢物語を立ててしまいますが、習慣を続けた上での自分の成長に対する予測値を見ていくことが大切です。
先が分からない人ほど壮大な目標を立ててしまい、その結果挫折してしまいます。
ですから、まずは習慣を確実に積み上げる方法を身につけておけば、人生は大きく変わると思いますので、ぜひこの休みには習慣を作るということと新しいことに挑戦するという2つをしてみてください。
今回のおすすめ動画
人生の50%以上を占める習慣的行動を操る【5つの超習慣術】→https://www.nicovideo.jp/watch/1565536683
普段あまり読書をしないという方はこちらも参考にぜひ読書を! 皆さんの人生を変えるためのおすすめの本を2冊だけ紹介させてもらいます。もちろん他にもおすすめしたい本は色々とありますが、あまり本を読まない人でも、人生を変えたいという方にまずこれだけは読んでほしいという本を紹介します。 続きを見る
読むと人生変わる本【1時間で読める】
充実した1日のためにはこちらもぜひ参考に! たった30秒だけで丸1日のやる気を作り出してくれる方法を紹介したいと思います。なんとなくぼんやりしたりなかなかやる気が出ないと思っている人は結構いると思いますが、そういう方にもお勧めの内容になります。たった30秒で1日を有効に使うことができるという方法です。 続きを見る
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References
Supported by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
本内容は、参考資料およびチャンネルの過去動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0261517714000685
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1470595812452633
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1948550613514456