人間関係

間違いだらけの会話テク【目を見て話せ!は間違い】

この知識はこんな方におすすめ

  • 目を見て話すのが苦手
  • 説得力が欲しい

一般的に推奨されているコミュニケーション術でミスることも!

今回は、間違いだらけのコミュニケーション術として、一般的に推奨されているコミュニケーション術の間違いについて解説したいと思います。

いわゆるコミュニケーションテクニックとしては、こうすれば想いは伝わるとか素直に自分の心を開けば相手と繋がることができるとか・・・いろいろ言われますが、綺麗事でコミュニケーションがうまくいけば誰も苦労しないわけです。

特に難しいのは、嫌いな人や自分に対してネガティブな印象を持っている人とのケーションだと思います。

このようなコミュニケーションに関する本を出されていたりコミュニケーションについての講師をされている方は、そもそもコミュニケーションがとても得意な人たちです。
人とコミュニケーションをとることを仕事にして、その後に執筆をされたり講演をされています。
このような人たちの話を聞いてもあまり参考にはならないわけです。

嫌われていない人がしているコミュニケーションの方法と嫌われている人としなくてはいけないコミュニケーションの方法というのは当然ですが全く違います。
このような相手による違いを考えることなく一般的なコミュニケーションテクニックを使おうとすると多くの人が失敗してしまいます。

ですから、今回のおすすめの動画としてはマウンティング対策のために役に立つ動画を紹介しておきます。

皆さんに対してマウンティングしてくる嫌な奴らがいると思います。
すぐにマウンティングしてきたり自分の言ったことに対して上から言ってくるような人は、ママ友でもいるかもしれませんし上司や同僚でもいるかもしれません。

このような人に対しては特殊なコミュニケーションテクニックを使わないとマウンティングは体に終わりません。

マウンティング対策のおすすめ動画

波風立たないマウンティング対策【共感プロンプト】
マウンティングに立ち向かう5つの技法+パーソナリティ障害対策

そんなマウンティング対策についてはこれらの動画を参考に使っていただけたらと思います。

「目をしっかり見て話すべき!」??

では、今回解説する間違いだらけのコミュニケーション術としては、「目を見て話す」というコミュニケーションテクニックです。

ちゃんと目を見て話さないと駄目だと怒られたりしたことは多くの人があるのではないでしょうか。
子供の頃に大人からそう言って怒られたり会社に入ってすぐ上司から怒られたりした人もいると思います。

これを言われた人は大抵の場合目を見て話すのが苦手だと思いますが、実は、目を見て話した方が良い場合と目を見て話してはいけない場合があります

目を見て話すことでメリットがある場合もあります。
例えば、相手の目を見て話すことのメリットとしてはノースイースタン大学の研究があり、この研究を見てみると、相手の目を見て話すことで頭がいいという印象を相手に与えることができるということが分かっています。

つまり、相手と会話をする時に、説得力を高めたいとか自分の事を信じてほしいとか、自分のことを有能な人間だと思ってほしいという場合には、相手の目をしっかり見て話した方が、そこから自信や有能さを感じてもらえるということです。

他の実験でも、目をわざと相手からそらして話すということを行っていますが、これをすると不安が強そうな人に見えたり真面目に思われてしまうというデータが確かにあります。
これだけ見ると、やはり、目を合わせて話すことが大事なのではないかとなります。
ちなみに、IQ の高い人ほど相手の目を見て話す傾向があるということも分かっています。

ただ、これは相手によります。
人間は目を見て話された方が説得力を感じますし頭がいい人だと思うわけですが、もしその相手が皆さんに対して嫌な印象を持っていたり、ネガティブな先入観を持っていたり、先ほどのマウンティングのように敵対心を持っている状況の場合は少し違ってくるという研究があります。

人間は、ネガティブな印象を持っている人に目を見て話されると、そのネガティブな印象が逆に強まってしまうということが分かっています。

ですから、嫌な相手を説得しようとか明らかに相手が皆さんに対してネガティブな印象を持っているというような時に、相手の目をしっかり見て話してしまうと余計に火に油になってしまう可能性があるということです。

ネガティブな印象を持たれている場合には火に油

この研究では、話し手が相手の目を見てスピーチをするという実験を行っていますが、目を見る時間が長くなればなるほど、話し手の意見に否定的な傾向が強くなったということです。

つまり、この実験では相手の目をしっかり見て説得しようとすればするほど、そして、その目を見ている時間が長くなればなるほど、相手はその喋っている内容に対して抵抗を示すということが確認されたわけです。
アイコンタクトによって説得への抵抗が強くなるということが示唆されました。

これは、相手が話し手の話す内容にもともと賛成していたり話し手自身に好意を持っている場合には目を見て話した方がいいわけですが、そもそも興味がないとか反感を持っているというような場合に目を見て話しすぎてしまうと余計に抵抗感が増えてしまうだけだということです。

これは確かに感覚的にもわかる気がすると思います。
嫌な相手にやたらとじろじろと見られたら誰でも普通に不愉快なはずです。

ですから、目を見て話すことで説得力が上がったり頭がいいと思われるのは、皆さんが相手から良いイメージを持たれている場合だけです。

そうでない場合に、下手に目をしっかり見すぎてしまうと説得力は下がってしまったり相手が抵抗を感じてしまう可能性がありますので、見ず知らずの人や関係が浅い人、あるいは、皆さんの話に興味がないと思っている人を説得する時には、下手に目を見過ぎない方がいいということがわかる研究でした。

であればどこを見ればいいのかということになると思います。

この実験では、同じように相手が抵抗感を感じる時に、相手のどこを見て話せば一番抵抗感が少なくなるのかということも調べてくれています。

これによると、なんと相手の口を見て話した時が最も説得力が増す傾向があったということが確認されています。

つまり、嫌な相手や自分が傾向を示している相手からすると、目を見て話されるとプレッシャーになるので嫌なわけです。
とはいえ、全く違う方向を見られるのはムカついてしまいます。
そういう意味では、目ではなく口元を見て話す場合の方が一番抵抗は少なくなるということだと思います。

というわけで、相手が皆さんの味方だとか皆さんの話に興味を持つという確信がある場合には、しっかり相手の目を見て話すようにしてください。

ただ、ほとんどの場合は相手はその話に興味がないとか、皆さんの話に対して説得力を感じていないという場合の方が多いでしょうから、そのような場合に関しては相手の口元を見て話すようにした方が説得しやすくなります。
ぜひ皆さんも試してみてください。

マウンティングしてくる相手に正しく対処するためのおすすめ

今回は、そんな目を見て話すという典型的なコミュニケーションのアドバイスが必ずしも正しいわけではないという話を紹介させてもらいました。

他にもマウンティング対策でも間違っていることがあります。
例えば、マウンティングしてくる相手に対しては誰でもムカつくわけ。
それに対してじっと耐えたりじっくりと話を聞くということをする場合もあるかもしれませんが、これも間違っています。

実は、マウンティングしてくる相手は叩きのめしたいのではなく自分が不安を感じています。
自分が周りに認めてもらっているのかということにとても不安を感じていて、その自分の胸に空いた穴を埋めるために自分の凄さをアピールしようとしています。

ですから、そのような相手に対して下手に否定をしても相手に同意や共感をしてもどちらもアウトです。
相手を否定すると、その相手は自分を認めてもらいたくてそれをしているわけなので、それを認めてもらえないとなるともっと皆さんに対してマウンティングをしようとしてきます

逆に、そんな相手に対して凄いねと認めてしまうと、皆さんのことを自分の胸に空いた穴を埋めるために利用できるカモだと考えられてしまいその場合も余計にマウンティングしてくるようになってきます。

であればそんな相手に対して一体どのように対処すればいいのかということが気になる方は、今回のおすすめの動画としてそんなマウンティング対策について解説していますので、そちらもチェックしてみてください。

人間関係を壊さず対処するために

波風立たないマウンティング対策【共感プロンプト】

こちらはマウンティングしてくる相手を上手にスルーしてマウンティングを減らすための方法について解説しています。
こちらはマウンティングしてくる相手を叩きのめす方法ではないので、人間関係を壊すことなく対処したいという人に役立つ内容になっています。

さらに激しいマウンティング対策のために

マウンティングに立ち向かう5つの技法+パーソナリティ障害対策

こちらはさらに強力なタイプのマウンティングに対処するための方法を解説した内容になっています。

一般的なマウンティングであれば先ほどの共感プロンプトが使えますが、激しすぎるマウンティングや自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害と呼ばれる状態の人たちがしてくるマウンティングに対しては効果がありません。

そんな激しすぎるマウンティングなどに対してはどのように対処すればいいのかということを解説した内容になっていますので、そのような状況に困っている方はぜひこちらをチェックしていただけたらと思います。

説得力を高めるためのおすすめ本

今回相手が皆さんの話に抵抗を感じているような場合に、説得力を高めるには口元を見て話した方がいいという話を紹介させてもらいました。
他にも説得力を高める方法としてはいろいろとありますので、そんな説得力を高めるために役に立つ本を2冊紹介しておきます。

誠信書房
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こちらは僕の人生を変えてくれた本ですが、他人を説得するためにはどうすればいいのかということをまとめたバイブルのような素晴らしい本です。

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こちらは一対多数の説得力を高めるための方法を学ぶことができる本です。
国や大衆を動かすような人たちが使っている説得に関する戦略を解説してくれています。
ビジネスやマーケティングにこれを使うことができればえげつない効果が出るものでもあります。
ぜひこちらも参考にそれぞれ皆さんの求める説得のために役立てていただけたらと思います。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

Dラボでおすすめ動画をチェック
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マウンティングに立ち向かう5つの技法+パーソナリティ障害対策
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本内容は、記載された参考資料のみならず、過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:http://bps-research-digest.blogspot.com/2014/07/the-psychology-of-first-impressions.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+BpsResearchDigest+(BPS+Research+Digest)&m=1
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797613491968

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