人間関係

科学的に正しい雑談のはじめ方【会話スターター】

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 会話が苦手でギクシャクする
  • 盛り上がる会話で親しくなりたい

会話の出だしにミスってしまう

今回は会話スターターについてご紹介します。
会話をする際に何から話そうか迷うことはありませんか?

この一番最初の会話がうまくいくと、そのまま仲良く喋ることができるのに、最初の会話がスベッてしまい気まずい空気になってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。

この一番最初にする会話は、心理学の世界では会話スターターと呼ばれていて、この会話スターターが、結構僕たちの普段の会話の盛り上がりを左右しているということが分かっています。

僕もいわゆる雑談がとても苦手でした。
なんとなくわかると思いますが、僕は目的や根拠がないと話すこともないので、なんてことはない雑談がとても苦手でした。
今でもそんなに得意ではありませんし、特に共通の興味などがない場合には、何から話したらいいのかわからなくなります。

ある程度仲良くなると、相手に興味を持つようにもなり話が盛り上がるわけですが、最初に何を話せばいいのかがわからなかったり、何か話さなければと考えて無理やりひねり出した話題がスベってしまうということがあるかと思います。

実は、コミュニケーションが上手い人は、この最初の会話のレパートリーを意識的、または、無意識的に持っています
これを会話スターターと呼び、自分はこの会話から始めるとうまくいくとか、この会話から始めると仲良くなれるであろうというものをコミュニケーションが上手な人達は持っています。

今回は、そんな会話スターターに関する研究から紹介させてもらいます。
もちろん、皆さん自身のキャラクターに合っているかどうかということもありますので、アレンジしてもらいたいとは思いますが、科学的に何から話し始めれば、雑談が盛り上がり仲良くなることができるのかという内容です。

初対面の人と対峙したり、思いがけず向かい合って過ごさなければならなくなったり、いきなり本題から入るのもどうかという時もあると思います。
これを解決するための内容になります。

科学的に最も人の心をつかみやすい会話スターターと、うまい会話のルールについて紹介させてもらいます。
皆さんが日常的なコミュニケーションの中で、話すのが面倒くさかったり何から話し始めればいいのかが分からないとか、なんとなく気まずくなってしまうというようなコミュニケーションのモヤモヤをなくすための会話のルールについてです。

これができるようになると、コミュニケーションがとても楽になります。
交渉やハードな場面では別ですが、大抵の喋るのが苦手だとか会話が不得意だという人は、この会話スターターがうまくできていないだけです。
この会話スターターが上手にできていないので、会話の勢いがつかずに盛り上がらないということになります。

これは陸上の選手が最初のスタートでこけているようなもので、スタートでこけていては記録どころではありません。
これと同じで、会話スターターも最初にこけてしまうとお互いに気まずくなってしまいます。
こけてしまった自分も気まずいし、相手も当然気まずくなるので、 それにより印象が固定化されてしまい、そのまま会話がうまくいかなくなるということがあるわけです。

そんな上手な雑談をするためには、どんなテーマから選びどのような話をすればいいのでしょうか。

対面会話における3つのルール

好かれる人と好かれない人とでは、対面会話におけるルールを守れているかどうかということが結構違います。
話すことが上手い人は、基本的にこのルールの枠内になぜか収まるそうです。

2018年に教育心理学者マーティ・ネムコ博士が、過去に出された会話に関する研究のレビューを行ってくれています。
様々な会話に関する研究を調べて、それをまとめてくれた研究があります。

1対1の会話における重要なポイントを3つにまとめてくれています。
これは言われれば当たり前のような気がするかもしれませんが、実際にはそれができている人はほとんどいないというものです。
僕も時々忘れるのでチェックするようにはしています。

「ピンポンルール」

会話というものは、4割から6割のキャッチボールだということを覚えておいてください。いい会話はピンポンゲームのように行われます。

2人での会話においては、お互いの会話量が全体の40%から60%でしゃべる必要があります。
要するに、自分が40%で相手が60%でもいいし、自分が60%で相手が40%でも結構ですが、それがお互いに4割から6割の間になるように会話をするのが一番いいということです。

よく聞き役に自分が回って、相手に8割喋らせる方がいいということを言う人がいますし、僕も同じような事を紹介したことはありますが、これは半分正解で半分間違っています。

なぜかと言うと、人間というものは自分が喋っている時間を短く感じるからです。集中しているし、話している時が楽しいので短く感じてしまいます。
ですから、自分を2割ぐらいにするつもりでいると、客観的には自分が4割ぐらいでいい収まるようにはなります。

相手との会話量は40%から60%

そういった意味では正しいわけですが、客観的に見た数字やデータとしては、相手との会話量が40%から60%に収まるように会話をした方がいいということになります。

こちらが60%よりも多く喋ってしまうと、相手に対してナルシストっぽい印象を与えてしまうということも分かっています。

ですから、話をすることが好きでひたすら喋っている人がいますが、そうなると、ナルシストのような印象を持たれるわけです。

例えば、芸人さんで特別外見がかっこいいわけではないけれど、ナルシストっぽい印象をもたれる人がいますが 、これはその会話能力ゆえに起きていることだとも思えます。

このナルシストのような印象というものは、別にそれだけであれば構わないかもしれませんが、ナルシストのような印象を持たれてしまうと、やはり、近寄りがたいと思われたり、その後自分の話をしづらくなってしまいます

そうなると、相手の情報を引き出すこともできなくなってしまいます。
相手が自分の情報を出してくれなくなってしまうと、当然ですが、関係は深まらなくなってしまいます。

ですから、60%を超えて自分が喋るのは良くないということを覚えておいてください。
逆に、40%を下回るぐらいしか喋らない場合、聞き役に回り自分の話を話さない状況になってしまうと、相手は会話の負担が大きくなってしまうので、会話に疲れてくるというだけでなく、自分の話に興味がないのだろうと感じてしまい、であれば話すのをやめておこうとなってしまいます。

要するに、人間は喋りすぎると、ナルシストだろうと思われて相手は喋らなくなってしまいます
一方、喋る量が40%を下回ってしまうと、興味ないのだろうと思われてしまい、自分の話をしてくれなくなってしまいます

ですから、40%から60%の間に自分の話を収める練習をすることが必要になります。
これが、重要なピンポンルールです。

4分6分のトレーニング法

これはどのようにして練習すればいいのでしょうか。
この方法を聞くと驚くかもしれませんが、僕も最初はこの方法で練習しました。どのようにすればいいかというと、Apple Watch を使いました。

スマホを使ってもいいと思いますが、4分6分のサーキットタイマーを作り、自分が4分間喋ったら相手の話を6分間聞くというルーティンを行います。

これを実際にしてみると、自分の話を4分以内に収めるのが結構難しいものです。気が付くと人間は5分とか10分喋っています。

ポイントとしては、自分の4分間はしっかり喋ってください。そうすると、喋るのが苦手だったり会話が苦手だという人も、一生懸命喋るようになりますので、意外と自分の意見を持っている堂々としている人なんだと思われることも起きます。

そして、4分頑張ってしゃべった後に、相手の話を6分間聞こうと思っても相手が喋ってくれないということもあります。
その場合は質問することができますので、聞き役に回ってこまめに質問を挟んであげてください。
そうなると、こちらが質問している部分も含めたとしてもちょうどいいぐらいのバランスになりますし、大抵の場合は、その質問を何度かしていると、相手は自分の話に興味を持ってくれていると感じて気持ちよく喋り始めてくれます。そうなると、この6分感もあっという間に終わります。

この練習をひたすら繰り返します。
これを続けていると、この4分と6分のリズムができてきますので、そうなると会話がゲームのようになり楽しくなってきます。

トレーニングだと思い、4分だけは自分の話を喋るようにして、6分は質問だけはしてもいいけれど相手の話をひたすら聞くと決めて、これを繰り返し練習してみてください。
そうすればピンポンルールを守れるようになります。

ハードルが高いように感じる人もいるかもしれませんが、実際にやってみると割と簡単だと思います。
不思議なものでタイマーがあれば人間は頑張ることができます。ぜひ試してみてください。

この4分と6分のトレーニングは、別に、4分の間に相手に一言も喋らせてはいけないということではありませんし、6分の間に自分が一言も喋ってはいけないというわけではありません。
4分の時間は自分のターンだと思えばよく、6分の時間は相手のターンだと思い聞く側に回ることにより、切り替えることで比率を学ぶための練習方法です。
練習として試してほしいということです。

これ以外にもマーティ・ネムコ博士の研究から、「信号機ルール」や「一時停止ルール」というものがあります。
どれぐらいの比率で質問したらいいのかとか、会話の間はどのようにして作ればいいのかということも、このレビューから学ぶことができます。
ここから先は、ニコニコの方で解説していきます。そちらも合わせてチェックしてみてください。

続きはこちら

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本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Marty Nemko(2018)Careers For Dummies (For Dummies (Career/Education)

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