目標・成功 習慣

意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」

意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」

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この知識はこんな方におすすめ

  • 「やりきる力」が欲しい
  • 目標のために確実に前に進みたい

やりきる心理学

何かをやりきるというのは大変なものです。
目標の立て方など色々な方法により達成率を上げることはできますが、それを知らずに、がむしゃらにやると余計に苦労してしまうだけです。
達成率を上げる目標の立て方については色々と紹介してきましたので、それらも参考にしていただければと思います。

ずっと疑問なことではありましたが、学校の授業では、道徳とか総合とかを教えてくれても目標達成のための授業はしてくれません。教えることができる人がいないというのが答えになりそうですが、正直不思議で仕方がありません。

以前、講演に行った際に「うちの生徒はダメなんで・・・」というようなことを言う教師がいましたが、それはハッキリ言って教師の方が間違っています。
心理学の世界でも言われることですが、適切な教育を施すことによって、ほとんどの子供はある程度の知能レベルまで持っていくことができます。
生徒のことをダメだと決めつけてしまっている学校と教師がダメなだけで、生徒に可能性がないわけではありません。

タイプ分けが好きな教師もいますが、それは結局、やる気がある生徒とそうでない生徒の見分け方を知りたいと思っているだけで、本来は、やる気がない生徒をやる気があるようにさせるのが教師の仕事でもあるはずです。
子供たちを見分けることで、自分ではなくやる気のない生徒のせいにしたいという気にしか感じません。
タクシーの運転手に例えるならば、タクシーに乗って目的地に着かないのをお客の乗った場所が悪いとでも言っているようなものだと思います。僕の場合であれば、僕が講演に行って盛り上がらなかったことを来られた観客のせいにするのもありえないわけです。

そんな面倒な人達にはできるだけ関わらない方がいいと思いますが、やる気のある人たちのために、意志の力に頼ることなく自分の目標を達成するにはどうすればいいのかということを紹介します。

今回のおすすめ本としては『やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~』を紹介しておきます。より掘り下げて学びたい方や、自分だけでなく他の人のやる気を引き出す方法まで知りたいという方はぜひチェックしてみてください。
著者のハイディ・グラント・ハルバーソン博士は意思力の研究ではなくモチベーションや動機づけの研究をされている方で、モチベーションと目標達成の専門家です。どうすればやる気が上がるのかだけではなく、どうすれば目標達成に向けてモチベーションを維持できる心理状態にすることができるのかということを調べられていて、とてもおすすめの本です。

目標は具体的で高難易度の方が能力UP

目標は具体的で難易度を高めにするのが人間のポテンシャルを上げるためにはいいです。

運動であれば、例えば、「スクワットを毎日する」という目標にするのではなく、「スクワットを午前中のこの時間に20回する」というように、できるだけ具体的にしてください。そして、その難易度は達成できるかできないか微妙なあたりで、ちょっと頑張ればできるというぐらいがおすすめです。

難易度の高い目標を設定して達成できない原因は、ただその内容があやふやなだけの場合がほとんどです。このあやふやなこととと難しすぎるということを一緒にしないようにしてください。

多くの人が自分には難しくてできないとか、難しすぎてわからないと言いますが、それは未だにスマホが難しすぎてわからないといってガラケーを使っている人と同じです。直感的に使うことができて説明書を読まなくても使える便利なものなのに、新しいというだけで何も考えず、分からないものと言っています。これもそこに「具体性」がないからです。

具体化すると分かりやすくなるというのが、「とりあえずやってみて、やってから考える」ということです。
やったことのないことをやるときには、それを説明されても具体的にわからないわけです。ですから、とりあえず一度やってみて、それから説明を聞くという方が簡単だったりします。

難易度の高い問題に取り組む時に、あれこれ考えても具体化が行われないといつまでたってもスタートすることができません。とりあえずやってみようと飛び込むと、具体化されて意外とどんどん進んでいくことができるようになります。
ちなみに、この具体的で高難易度な目標の方が能力が向上するというのは、組織心理学者エドウィン・ロックとゲイリーレイサムにより明らかになったものです。

エッティンゲンの長短比較

目標を立てる際には「障害と対策」も合わせて考えることが必要だということも以前紹介させてもらいました。
ガブリエル・エッティンゲン博士は20年間にわたってポジティブ・シンキングの弊害について調べて、その中で、どのようにすれば実際に夢が叶い目標達成が出来るようになるのかということを調べてくれています。その結果、目標達成率が2倍になるWOOP(ウープ)というテクニックを発表しています。これについては以下の記事を参考にしてください。

障害を考えることが必要ということは分かっても、その障害を重く考えすぎると行動できなくなる気もするという人もいるかもしれませんが、それはどのように考えればいいのでしょうか。

エッティンゲンの長短比較:まず手に入るものを考え、障害についても考える

自分が頑張って手に入れるものを考えて、それから、そこに至るまでにありそうな障害についても考えるということです。

長短比較はストーリーテリング形式でするのが一番いいと思います。つまり、自分がハッピーエンドを迎えて何かを手に入れる、そのハッピーエンドで手に入るものを考え、そこまでの乗り越えるべき障害を考えます。ゲームと同じように敵キャラやボスキャラを考えます。まずは、ハッピーエンドの部分を考えポジティブさを担保しておいてから障害を考えるということです。
障害を考えておかないと、実際にその障害が目の前に現れた時に対処できないことが起きてしまいます。

障害を考えてしまうと前に進めないという人がいますが、ただ障害を考えると言っているわけではなく、まずはハッピーエンドの部分を考えて、そこに向けて想定される障害を乗り越えるストーリーとして考えるということです。ハッピーエンドを決めてから考えるからこそ、障害を乗り越えるストーリーを考えることができるわけです。いきなり障害ばかりを考えていたら誰でも当然行動はできなくなります。

意志の力なしで行動できる!条件型目標の立て方

目標の達成率を高めるためには、どうしてもその目標の立て方が大事になります。その目標設定の方法として科学的に根拠があるとされているのが条件型目標設定です。目標は具体的にと先ほど紹介しましたが、具体的にするというのはその量なのか行動なのか何をどう具体的にすればいいのかと考える人もいるかと思います。

その条件の決め方として最も基本になるのは・・・

What&Time&Place

を覚えておいてください。この3つは必ず決めるようにしてください。

“具体的に何をするのか?”

“それはいつやるのか?”

“それをどこでやるのか?”

を決めましょう。

では、皆さん一緒にこれをしてみましょう。
今年こそしてみたいことや、これから挑戦してみたいことを考えてください。その目標だけでいいので紙に書いてみてください。
目標を書いたら、それをできるだけ具体的にしてください。そして、いつ、何処でするのかまで決めてください。それも紙に書き出してみてください。

例えば、目標が「英語の勉強をする」だとしたら、1年ぐらいで海外に出ても普通に苦なく旅行を楽しめるぐらいのスキルを身につけたいと考えたとします。そのためにはどのぐらいのスキルが必要なのかということを考え、考えた結果、1年間で800フレーズを覚えようと決めたとします。
そこまで考えると、「1日5フレーズずつ身に着ける」となります。これでもまだ十分ではありません。「いつ?何処で?」が無いからです。
「朝に5フレーズを家で覚えて会社に行く」となります。家をもっと具体的にして、「朝食を食べる前に5フレーズを家で覚えて会社に行く」というようにしても結構です。

この例を参考に、みなさんが書いた目標をより具体的にしてみてください。

例えば、目標が「彼女をつくる」でしたら、そのために何をするのかというを考えてください。「金持ちになる」という目標を立てても、そこにつながるための行動が分かっていないと意味がありませんので、そのあたりも気をつけて考えてください。

目標が具体的になりましたか?

具体的になったら、その目標をif thenルールにまとめてください。「もし、〜したら◯◯する」あるいは、「〜する時に◯◯する」という文章に変えてみてください。行動のトリガーになる部分を明確にしてみましょう。if thenルールにするだけで実現の可能性が倍近くになるということが分かっています。
if thenルールについては最強の習慣化のテクニックとしてなんども紹介させてもらってきました。以下の記事も参考にしていただければと思います。

if thenルールの形で纏めることができたら、頭に完全に残るぐらいまでそれを音読したり、書き出した紙を壁に貼っておくようにしてください。それにより自然とその行動が促されるようになります。

先ほどの例であれば、
「英語の勉強をする」→(具体的に)→「英会話 フレーズ5つ 朝食前に」→(if thenルール)→「朝食を用意したら、英会話のフレーズを5つ覚えてから食べる」
といった感じになります。

ちなみに、障害や誘惑に関する対策も同様です。例えば、誘惑に負けて運動をサボりたくなったら◯◯するとか、疲れてジムに行かずに家に帰ってしまった日には家でスクワットを30回するというように決めておくことです。
誘惑に負けてしまった時もただ自己嫌悪に陥るのではなく、その時にすることを決めておいてルールを作ったら、それを自分に刷り込んで反射的にそれが行えるようにしておいてください。一度にまとめてするのではなく一つ身についたらその次というように一つずつ確実に行ってください。

達成するために必要なのは能力ではありません。
必要なのは能力よりも「努力・忍耐・計画」です。達成した先に手に入るのが能力です。
そして、そのために大事なのは、イメージするべきなのはゴールよりもプロセスだということです。このあたりをしっかり覚えておいて、皆さんも自分の為にするべきことやしたいことを実現してもらいたいと思います。

今回のおすすめの動画としては、さらに掘り下げて自分を知りやりきる力を思い通りにコントロールするための方法まで具体的に紹介した“意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」”を紹介しておきます。ぜひ行動力を上げて充実した人生を手に入れるためにチェックしていただければと思います。

意志の力に頼らずに行動力を上げて「やりきる心理学」https://www.nicovideo.jp/watch/1489471517

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頑張って行動しているのになぜかいつまでも報われないという方はこちらもぜひ!

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リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.nicovideo.jp/watch/1489471517


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