人間関係 目標・成功

他人と比べて不幸になる【比較癖】の治し方

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 別に不幸というわけではないしそこそこ収入も
  • だけど、なんだか生きづらい
  • あの人みたいになりたい
  • 自分を変えたい

人は他人と比較したがるが…

比較癖を直すにはどうすればいいのかということを解説させてもらいます。
人は自分の幸せやお金について他人と兎角比較したがるものです。他人と比べて自分がどうなのか、いいねの数が多いのか少ないのか、色々と比べるわけですが、この他者との比較という行為はデメリットばかりです。他人との比較をすることで人生の満足度が下がってしまったり、メンタルが落ち込んで鬱になりやすくなるということも起こります。
とはいえ、それでも比較したがるのが人間です。
では、人間はどのような考えを持っているとついつい他人と比べるようになってしまい、その比較癖から脱却するにはどうすればいいのでしょうか。

人間は当然幸せを追い求めます。誰でも幸せになりたいと思うはずです。
ところが、幸せになりたいと強く思えば思うほど、人間は他人と比べるようになります。
「あなたは幸せですか?」と尋ねられて、自分がやりたいことが出来ていてとか、自分が目指している成果が出ていてなど、何かしらの基準があって、自分が幸せだとか満足していると言えるのであればいいですが、このような基準がない人は、幸せになろうと思えば思うほど他人と比較するようになります。自分が幸せかどうかが分からないので、周りとの比較を始めてしまいます
幸せになろうとする事で、このような他人との比較をどんどんするようになります。最初のうちは、身の回りの自分より低い人と比べたり、周りに比べたらまだマシと考えますが、徐々にこの他人との比較はネット上にも及びます。SNS上や有名人との比較を始めてしまいます
そうすると、例えば、お金をとても持っていると感じている人でも、ビルゲイツやジェフベゾスといった人たちと比べたら当然お金を持っていないわけです。 自分がとても可愛いと思っている人でも、Instagram で芸能人のアカウントなどを見ると自分よりも可愛い人はいくらでもいるしフォロワー数も全く違います。

他人との比較は欠乏の心理状態をつくる

幸せになろうとすることもそのために努力することも決して悪いことではありませんが、幸せを求めるために他人との比較を始めてしまうという現象が起きてしまうと、他人と比べて自分の悪いところや劣っているところばかりが見えてきます
そうすると、自分が何かが足りていないという欠乏の心理状態になります。それによりメンタルの落ち込みやうつ状態になってしまいます。
そうすると、自分が幸せになりたいという気持ちから、自分が幸せかどうかを知りたいと考え他人との比較を始めたことが原因で、結果的に求めていた幸せを逃してしまうということが起こってしまいます。
これが人間の比較癖の恐ろしいところです。

別に自分は不幸というわけでもないし、うつを抱えている訳でもなく収入も低いわけではないけれど、幸せかと問われるとそうでもないという人は、胸に手を当てて考えてみてください。

“他人との比較を結構していませんか?”

他人と自分を比べる時間が長ければ長いほど、自分の中の主観的な不幸が増大してしまうということが様々な研究によりわかっています。
Instagram が Facebook といった自分の投稿と他人の投稿を見比べることができる投稿型の SNS を使っている人は、その使っている時間が長くなればなるほど他人と自分の比較が増えますので、そうなると人間はどんどん不幸になるということです。
今回はそのような SNS にまつわる研究がベースになっていますが、人間が比較をすることによりどのようなデメリットが生じるのかということを考察していきたいと思います。

投稿型SNSと幸福度

The Happiness Research Instituteが行なった研究で、Facebook が人間の幸福度に与える影響について調べたものです。
1095名のFacebook ユーザーを対象に、全員の幸福度や SNS の利用頻度を調べて、SNS により他人との比較をしまくっている人の SNS の利用を強制的に止めたらどうなるのかということを調べた研究です。
もし、SNS を使うことによって自分と他人を比較する時間が長くなっているので不幸が生じているのであれば、比べられないように SNS を強制的に止めてしまえば、幸福度が戻り人生の満足度が上がるのではないかということを研究チームは考えたわけです。
実験期間は一週間で、参加者を2つのグループに分けています。Facebook をいつも通りに使ったグループと一週間の間は投稿ももちろんしないしアプリも起動しないというグループに分けました。

この研究の結果、Facebook を使い続けていた人たちの幸福度にはほとんど差はありませんでした(7.67→7.75ポイント)が、この一週間使い続けた人たちは、そのうち55%の人たちがストレスを感じやすい状態になっていました。
つまり、一週間の間 Facebook を使い続けていた人たちは、別に Facebook を使ったからといって幸せになるわけではないけれど、使っている人の半数以上の人たちがストレスを感じやすい心理状態にあったわけです。
では、一週間使用を辞めたグループの人たちがどうなったのかというと、幸福度は7.56→8.12ポイントまで上昇していたそうです。統計的にはそれなりに上がったと言える結果だと思います。おそらくは Facebook を一時的に止めることで下がっていた幸福度が元に戻ったということかと考えられます。
さらに、Facebook の使用を止めた人たちは、平均すると、およそ18%ほど幸せを感じやすくなったということが分かっています。たった一週間使用を止めるだけで、およそ1.2倍ほど幸せを感じやすくなっていたということです。

このような結果が現れた原因として、研究チームは Facebook の使用を止めたことにより彼らに変化が起きているのではないかどうしています。SNS の使用を止めたことによって家族や他人と話すリアルなコミュニケーションが増えたそうです。このリアルなコミュニケーションの量が増えたことによって、人付き合いに対する満足度が上がり、おそらくはそれが原因で幸福度が上がったのではないかとされています。

つまり、他人とのコミュニケーションがない状態で、ずっと自分と他人を比べ続けてしまうとメンタルが病んでしまいます。ところが、実際に他人とコミュニケーションをとっていると当然相手にも悩みがあるということも分かりますし、最高の状態の時の最高の写真を投稿している SNS と違いリアルな状態を知ることが出来ます。
これにより他人との比較で生じるデメリットも少なくなり、幸福度が上がることにつながったのではないかということです。

他人との比較が考え方を歪めてしまう

このような投稿型の SNS であってもリアルなコミュニケーションであっても、他人と比べるという行為には考え方を歪めてしまう効果があるのではないかとされています。
特に SNS の場合にはその人の一番きれいなところや表に出せるところしか見せないので、それが一番の問題になっているのではないかということです。
つまり、自分が暇な時に SNS を開いてみると、みんな幸せそうで楽しそうなのに、なぜ自分だけはこんなにつまらない状態なのだろうと考えてしまいます。当然ですが SNS を開いているということは暇な時がほとんどでしょうから、そんな時にみんなが楽しそうなところが見えてしまいます。
これがかなり大きなデメリットに繋がっているのではないかということを言われています。

人間はもともと比較により自分の行動を決める性質がある

元々人間というものは他人と比べることによって自分の生活や自分の行動を決める傾向があります。
例えば、皆さんが全く知らない海外の街に行ったとしたら周りを注意深く見ると思います。みんながどうしているのかを確認して自分たちがとる行動が正しいのかそうじゃないのかということをチェックしているわけです。
Facebook などで他人のポジティブな投稿ばかりを見ていると、みんないつもポジティブで楽しそうだと僕達は思ってしまいます。ところが、その一方で自分は家で暇をしているし一人ぼっちだと考えてしまい、現実的な考え方をすることができなくなってしまいます。
どんな残念な映画でも予告編を見るととても楽しそうに見えるものです。SNS はこの楽しそうな予告編だけを集めたようなものです。それにより自分の感覚が歪んでしまうということです。

隣の芝は青く見えるという話がよくありますが、この性質の人間はかなり強く持っていて、僕達は基本的に他人の持っているものに目が向きやすいという性質を持っています。
人間の脳は、自分にとって必要なものを自分で決めるよりも、他人が持っているものに意識を向けて、それにより失敗しないように行動しようとする性質が生まれつき備わっているわけです。
この性質が SNS と合わさるとかなり危険で、自分が幸せなのかどうなのか、どのような判断をすればいいのか、何を選択しどのような行動しようかと思った時に 友達はどうしているのだろうかと考え SNS を開いてしまうと、やたらと楽しそうな友達ばかりがそこにいるわけです。

比較癖を持っている人がSNSをするとより危険

他の研究でも、このような投稿型の他人と比較ができる SNS の利用時間が長い人ほど、気分が落ち込みやすいということが言われています。
例えば、インスブルック大学の研究で、123人の Facebook ユーザーを対象にした研究によると、Facebook に費やす時間が多い人ほど気分が落ち込みやすかったということが確認されています。
ちなみに、Facebook のような投稿型の SNS の利用時間が長くなると、気分が落ち込みやすいけれど、ネットの利用時間が長くなっても気分が落ち込みやすいということはなかったということです。
つまり、他人との比較をしている時間が長くなればなるほどメンタルが落ち込みやすかったということです。

僕たちはこのような投稿型の SNS で他人の投稿を見ますが、どうしても見たい映画やアニメ、小説ほど見たいわけではないはずです。 なんとなく見ているという人がほとんどだと思います。
そうすると、なんとなく SNS を見ている間に気がついたら1時間も時間を無駄にしたというようなことも起きて、時間を無駄にしてしまったという自責の念にも駆られやすくなります。これがさらにメンタルに追い打ちをかけるわけです。

ですから、この他人との比較癖を持っている人が SNS をしてしまうと、この比較癖がより強く加速してしまいます。
SNS の中でも他人との連絡やコミュニケーションをし合うタイプのものであれば問題はありません。
もちろん実際に会ってコミュニケーションを行った方がいいのは間違いありませんが、他人とのコミュニケーション自体はとても良いものです。そのコミュニケーションを助けるためのものであれば問題はありませんが、他人との比較が良くないわけです。ですから、連絡手段としての SNS やコミュニケーションツールとしての SNS はいいけれど、比較できる機能を使ってしまうと幸福度が下がってしまうので、そこには注意するべきだということになります。

人は幸せになろうと思うと他人と比べてしまい、他人と比べることで自分が惨めに見えてしまうということが起きて、結果的に不幸になってしまう比較癖が人間には元々あり、他人との比較が容易にできる SNS が現代では発達していますので、この比較癖が強く現れている人がかなり多くいます。
この他人と比べることで不幸になってしまう比較癖を治すための方法を今回は3つ紹介させてもらいます。

対策1. 競争からは降りる

まず一つ目のポイントとしては基本的には競争からは降りましょう。
他人がしていることをやめることによって、無駄な競争から降りるということがとても重要になります。
人間の本能としては、みんながやっていることはしたいし、流行っているお店には行きたい、みんなが食べているものは食べたいということを考えるものですが、他人がしていることを止めると無駄な競争から降りることができます。
もちろん、それを好きでしていることであればやってもいいと思いますが、みんながしているからという理由で行動するのをやめたほうがいいということです。
自分がしたいからという理由であれば結構ですが、皆がしているから、流行っているからという理由でする行動は最終的には比較に結びついてしまいます

投資でも人生でも同様ですが、競争しない人が結果的には楽に成功するものです。
例えば僕の場合でも、メンタリストというものが日本にはまだなかったので、メンタリストという市場を確立することができたわけです。誰とも競争をしていなくて比較対象がいないのでマイペースに頑張ることができました。
みんながやっていることはつまらないと考えて、してもいいけれど、せめて使い方は変えた方がいいと思います。
例えば YouTube でも、みんなが YouTube をやっているから自分も YouTube をやってみようではなく、僕もニコニコを始めた頃にはそもそも知識を紹介している人はほとんどいなかったですし、そんな他の人とは違うポイントを見つけて進むことができれば、競争を避けることができます。他人と比べて自分がどうかではなく、自分のしていることをただひたすら磨いていくということができます。
この競争から降りるということを意識してみてください。

対策2. オリジナリティに注目する

幸せになりたいと思って人は比較するわけですが、幸せになるために必要なのは比較ではなくオリジナリティです。
「あの人がしていること」よりも「あの人がしていないこと」を考えるようにしましょう。
真似をするのは構いません。手法やメソッドは真似をしても結構ですが、誰かがしていることを真似しようとかあの人がしている通りにしようと考える人生ほど辛いものはありません。

僕はメンター中毒と呼んでいますが、自分にとってのメンターを決めて、「あの人みたいに自由に生きていきたい」「あの人みたいにビジネスをしたい」「あの人みたいに・・・」という人たちがたくさんいますが、それだけ崇められる存在はすごいと思いますし、尊敬する存在を参考にして頑張るのもとても良い事だと思いますが、それだけ尊敬されるだけのことを成し遂げた人には、その人ならではの才能や行動などが合わさりそれが成し遂げられたわけですから、それと全く同じことをすることはおそらく不可能ですし、どう考えても現実的ではありません。
大事なのはメンターを真似することではなく、その人の手法を取り入れてそこに自分なりのアレンジを加えていきながら進んでいくことです。
それが出来ないと、自分が自分の決めた行動によって人生を作っているというコントローラビリティーを持つことができず、このコントローラビリティを持つことができないと幸福度が下がるということも分かっています。
自分の人生をどれくらい自分の行動によって決めることができているかということと人間の幸福度は比例してきます。自分の人生を自分の意志で決めていると考えられる人は幸福度は高くなりますが、自分で何も決めることができていないと感じている人は幸福のが低くなってしまいます。
誰かになろうとか憧れている人の真似をするのではなく、その人のやり方を真似するというのがいいのではないでしょうか。
例えば、はじめしゃちょーさんがやってみた動画をしているから自分もやってみた動画をしてみようではなく、はじめしゃちょーさんぐらいのレベルの人がやってみた動画をしているわけだから、自分がそこにいっても勝ち目はないので、はじめしゃちょーさんがしないことをしてみようと考えてみることです。
比較するのではなく創造性を活かしてオリジナリティを大切にしましょう。

対策3. 今の自分を受け入れる

自分を変えたいという人が結構います。もっと成功した自分に変わりたいという人が多いですが、そのような自己啓発にはまる人には堂々巡りになってしまい、いつまでたっても進歩しない人が少なくありません。
それは、今の自分を否定する人は絶対に変われないからです。自分を変えるのは今の自分をありのままに受け入れてからです。

今の自分を受け入れるということは、絶望するとか諦めるということではなく現状把握です。
今の自分が勉強量はこれぐらいでお金はこれぐらいだからビジネスとしてはこれぐらいのことしかできていないし、このような能力がまだ足りないということを正しく受け入れて(セルフコンパッション)、優しく自分を受け入れてそれで初めてスタート地点に立つことができます。
ほとんどの人がこの現状を受け入れるということをすることなく、例えば、今の自分の年収が500万円ぐらいなのに、いきなり年収1000万円や2000万円を目指そうと根拠もなく言う人がいますが、これはスタート地点からそもそも間違っているわけです。
自分を受け入れた上で想像力を発揮し周りとの競争から降りるということが今回みなさんに理解しておいてもらいたいことです。

僕が今まで見てきた限りでは、この他人との比較をしてしまう人には2通りの人がいます。
一つ目は自分のことをとても嫌う人です。自分のことが嫌いすぎて周りと比較ばかりしてしまう人です。コンプレックスがあるがために自分を他人と比べてしまいます。
二つ目は完璧主義すぎる人です。いずれの場合も不安が原因ではありますが、全ての条件が揃わないとできないと考えてしまい、自分はちゃんとしているのかどうかということを周りと比較してしまいます。
自分を受け入れることができないという意味では同じですが、完璧な自分を追い求めるために今の自分を受け入れることができないか、そもそも自分のことが嫌いだから受け入れることができないという人です。
今回のおすすめ動画としてはこの両方のタイプに分けてそれぞれ紹介しておきます。

客観的に自分を見ることはとても大切です。自分を客観的に見るために一番いいのは紙にひたすら書出すことです。メンタルのコントロールのためには最も手軽で一番効果的な方法のひとつですので記録を取ることでメンタルがどのように変わるかということをまとめた『人生を変える 記録の力』を今回のおすすめの本として紹介しておきます。先送りを防ぐためのノート術やメンタルが落ち込んだ時に自分を冷静に見つめて前に進むことができるようになるための方法を紹介しています。
セルフコンパッションのためには『実践 セルフ・コンパッション: 自分を追いつめず自信を築き上げる方法』も紹介しておきます。是非チェックしてみてください。

自分を好きになる自己肯定感の科学
https://www.nicovideo.jp/watch/1528995816

完璧主義と自己批判が先送りの原因!自分を許して即やる人になるセルフコンパッションhttps://www.nicovideo.jp/watch/1522166747

<まとめ>

他人との比較をする時間が自分の主観的な不幸を増大させる

他人との比較がリアルなコミュニケーションでも SNS でも人間の考えを歪める

特に投稿が他の SNS では他人の綺麗なところばかりが投稿されている

比較癖は人間がもともと持っている性質で 、SNS によりそれが加速しやすい

比較癖を直す方法

1. 競争からは降りる

2. オリジナリティに注目する

3. 今の自分を受け入れる

変化の激しい時代を生き抜くために!

無駄に自分を責めるのをやめて前に進むために!

今回のおすすめ本

実務教育出版
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リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.happinessresearchinstitute.com/download/i/mark_dl/u/4012182887/4624845731/The-Facebook-Experiment.pdf
http://www.thehappinessinstitute.com/default.aspx
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0747563214001241

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