健康・ダイエット

科学的に正しい風邪対策法

2019年11月2日

科学的に正しい風邪対策法

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 受験生
  • 仕事を休むわけにいかない方
  • 風邪をひいても休めないお母さん
  • 風邪をひきたくない全ての方に

+ この知識を動画で見るならこちら

科学的に正しい風邪予防

最近急に寒くなってきて風邪をひいている人も多いのではないでしょうか。
科学的に正しい風邪の予防策は、実は3つぐらいしかありません。ビタミン C を摂ることが重要とよく言われていますが、この3つの中にビタミン C は含まれていません。
加湿器も同様ですが、このような間違った対策をしている人が多くいます。
受験生の方や仕事を頑張っている方、お母さんなど、風邪をひいても休むこともできない人が結構いると思います。そんな方のための科学的に正しい風邪の予防方法を紹介させてもらいます。

風邪というものはかなり複雑な現象ですが、いわゆる風邪の薬は症状を抑えるだけの薬が多いと思います。風邪をひかないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
これについても色々な研究が行われていますが、風邪の予防に効果があるということが分かっているものは意外とそんなにありません。

風邪のひき始め:亜鉛

例えば、栄養素やサプリを摂ることによって風邪予防ができるのかというと、風邪を予防することができる、風邪の初期症状をダメージを減らすことができるというものは見つかっています。
それは亜鉛です。お勧めとしては亜鉛のトローチです。
海外では昔から亜鉛のトローチは風邪対策としてよく使われていて、この効果は様々な研究で確認されていて、複数のメタ分析によって亜鉛のトローチが風邪に効果があるということが分かっています
例えば、2011年に出されている系統的レビューを見ても、1日75mgよりも多く亜鉛のサプリを摂ることによって、風邪をひいてしまったとしてもその期間を20%減らすことができるということが分かっています。
そういう意味では、風邪のひき始めや風邪を引きそうだなと感じた時に、風邪を悪化させないために亜鉛を多めに摂るのが良いのではないでしょうか。
普段から亜鉛の摂取量があまり多くない人や不足している人はサプリを摂ってもいいとは思いますが、結構過剰摂取になる人が多いので、お勧めとしては亜鉛のトローチです。
他には、エルダーベリーも風邪に効果があるのではないかということが最近の研究でも出ていて、このエルダーベリーと亜鉛が組み合わさったトローチがありますので、これもお勧めです。

風邪予防:手洗い

そもそも風邪の予防には何がいいのでしょうか。
昔ながらの方法ですが、風邪の予防には手洗いが一番大切です。亜鉛の効果を上回るぐらいのレベルで、風邪の予防に対する効果が様々な研究で確認されています。

2011年のコクラン共同計画の大規模なメタ分析で、67件のデータをもとにして風邪の予防に何が効果があるのかということを調べてくれています。
その結果、やはり手洗いが極めて効果が高いということが確認されています。手洗いをこまめにしているかどうかということで風邪を引くかどうかがかなり決まってくるということです。
ですから、まずは手洗いはこまめにするようにしてください。

風邪予防:定期的な中程度の有酸素運動

それ以外では、免疫力を上げて風邪をひかないように頑張ろうとする人もいますが、一番風邪に効くのは運動です。
手洗いと亜鉛を除くと、一番風邪に効果があるのは運動です。

281人分のデータをまとめたメタ分析で、定期的に中程度の有酸素運動をする人は風邪をひきにくくなるということが確認されています。
中程度の有酸素運動ですから、小走りに近いぐらいの早歩きの散歩ぐらいでも十分だと思います。
風邪をひくわけにはいかないという人は、1日に20分から30分ぐらい早歩きの散歩をするのがいいのではないでしょうか。

ですから、風邪をひかないためには、普段から手洗いをこまめに行うようにして、定期的な中程度の有酸素運動を習慣にして、もし風邪を引きそうな気配を感じた時には亜鉛トローチを摂るようにしてください。もちろん亜鉛は普段から摂ってもいいとは思います。

予防効果が実はない?!

「加湿器」

皆さんが結構している対策で実は効果があまりないというものもあります。
例えば、加湿器です。
加湿器は逆効果というわけではありませんが、これについてコクラン共同計画がレビューを出してくれています。これは6つの実験から387人分のデータをまとめて結論を出そうとしたものです。
その結果、加湿器の有無と風邪の発症率には関係がなかったということです。加湿器が風邪の予防に効果があるということの証拠は実はありません。
ですから、加湿をしたからといって風邪をひかないわけではないし、逆に、加湿をしなかったからといって風邪をひいてしまうかというと、そういうわけでもなかったということです。いずれにせよ不思議なことにあまり関係がなかったわけです。

「うがい」

よく手洗いと合わせてうがいが大切だと言われますが、うがいの効果はどうなのでしょうか。
2005年の387人を対象にした実験によると、うがいは一応効果があるようです。シンプルに水でうがいをするだけでも、40%程度風邪の発症率が下がっています。
ところが、うがいは手洗いと同じぐらい定番の風邪予防対策であるにも関わらず、これ以外にうがいと風邪の発症率の関係を調べた研究があまりないので、効果はあるのだろうけれど科学的にはまだ何とも言えないという感じです。
うがいよりは手洗いを徹底したほうがいいとは思います。
オフィスなので堂々とうがいをするのはしにくいという方もいると思いますので、そのような方は手洗いだけでもこまめにしていただければ良いのではないでしょうか。

「ビタミンC」

そして、風邪をひかないようにビタミン C をしっかり摂ろうと考える人も多いと思いますが、ビタミン C は風邪の予防には効果はありません。
例えば、2005年の論文で1940年から2004年までのデータをまとめたメタ分析によると、ビタミン C を摂取したところで風邪を予防することができなかったということが確認されています。
ですから、ビタミン C を摂ろうとするよりは、亜鉛を摂るようにしたほうがいいと思います。
この研究によると、ビタミン C を1日に200mgから2000mgまでバリエーションをつけて使ってみましたが、どの場合でも風邪の発症率には影響がありませんでした。
ビタミン C を極端に大量に摂ればどうなるのかということも調べられていて、1974年の実験で1日に4000mgのビタミン C を飲んでもらったところ、風邪の発症率には変化がなかったということです。
もちろんフルーツを食べるのは健康のためにはとても良いことですが、ビタミン C をたくさん摂ったところで、風邪の予防にはならないということです。

風邪をひいたときにはビタミンC

ただし、予防には使えませんが風邪をひいてしまった場合にはビタミン C はとても役立ちます。
2013年の論文では、1日に2000mgのビタミン C を摂ると、風邪が治るまでの期間が8%から14%短くなりました
ですから、先ほどの亜鉛とエルダーベリーと合わせて、ビタミン C を摂れば、風邪の治りは早くなるということです。

ビタミン C を摂ることで風邪の予防に対してもとても効果を得ることができる人も実はいます。
それは日頃運動している人です。
普段の運動量がかなり多い人は、ビタミン C が風邪の予防にとても効果があるということが分かっています。運動量が多い人は、ビタミン C を飲むことによって風邪を引く確率を1/2にまで減らすことができるということです。

ということで、亜鉛とエルダーベリーを摂って、中程度の有酸素運動を定期的に行なっていただいた上でビタミン C を摂り、手洗いをしっかり行うようにしてください。
これが最強の風邪予防です。

免疫力を上げて風邪をひきにくくなるためにはこちらも参考に


風邪をひきにくくなるという効果もあります!


体の内側を反映している肌を綺麗に保つためのおすすめ動画
科学が見つけた最強のスキンケア【13の美肌食品】
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1561821667

リサーチ協力:Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

参照:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3136969/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4040429/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21735402
https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD001728.pub6/full
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16242593
https://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.0020168
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/4601508
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23440782


他の人はこちらも検索しています

-健康・ダイエット
-

Copyright© Mentalist DaiGo Official Blog , 2019 All Rights Reserved.