学習法・記憶法

忘れた記憶を引っ張り出す【最強のテクCCR】とは

忘れた記憶を引っ張り出す最強のテクCCRとは

DaiGo MeNTaLiST

世の中では勉強の方法や記憶のテクニックは色々と出されていますが、インプットの方法ばかりを教えています。
どうすれば速読で早く本を読むことができるか、どのようにすればものをより覚えることができるのか・・・
短期記憶として一瞬覚えておくだけでいいのであれば別ですが、人生や生活の中でいざという時に役立てるために知識は身につけたいはずです。
このようないざという時に役立つ知識を身につけたいのであれば、インプットも確かに大事ですが、それよりも大事なのはアウトプットです。
「え〜と、あれ、何だったっけな・・・・」と、覚えていたはずなのに、なかなか出てこない時があると思いますが、こんな時にその記憶をどうすれば引っ張り出すことができるのかということを紹介させてもらいます。
つまり、思い出しやすくするための方法です。

感情と合わさることで記憶は定着する

どうしても思い出したいけれど、それがなかなか思い出すことができないという状況で、その記憶を無理やり引っ張り出すための方法です。この無理やり引っ張り出すのがとても重要で、よく学校では忘れる前に復習しましょうと言われますが、これは嘘です。忘れてから悔しい思いをしたり、一生懸命思い出そうとすることで人間はそのことを覚えます。
つまり、僕たちは一度インプットした情報をアウトプットしする時にそれを覚えます。もっと言うと、そのアウトプットをする時に辛さや苦しみや悔しさ、あるいは、思い出すことができた嬉しさなどの感情がのった時に、その記憶は長期記憶として定着します
ですから、忘れる前に簡単に思い出していると、それはいつか忘れてしまう記憶になるわけです。
忘れかけの時に苦労して思い出すことが重要です。

カテゴリークラスターリコール(CCR)

人間は当然ですが忘れっぽい生き物です。メモリーパレス(記憶の宮殿)など特殊な記憶術を使わないと、記憶というものはどんどん消えていきます。

僕は講演に呼ばれても、いくらでもカンペなどなくても流暢にしゃべることができます。いくらでも参考になるような研究内容なども出てきますが、これもインプットよりもアウトプットを重要視し時間を費やしているからです。

ジェームスクック大学の研究で、女性がひったくりに遭うというビデオを2分間見てもらい、そのビデオの中のシーンを細く思い出してもらうという実験を行っています。その際、2つのパターンに分けています。

フリーリコール:動画の中で何が起きたのか自由に思い出してもらう

カテゴリークラスターリコール:動画の内容や情報やシーンをいくつかの項目に分けて、その項目ごとに思い出してもらう

カテゴリークラスターリコールの場合は、例えば、被害者の見た目・被害者の人はその後どんなことをしたのか・ひったくりが起きた時の状況 ・・・というように、思い出す内容をカテゴリー分けします。
つまり、全体をぼんやりと思い出そうとするのではなく、最初に思い出したいと思う要素をいくつか決めて、その1つずつを思い出していくということです。
ただ単に、思い出したい内容をカテゴリーに分けて、そのカテゴリーごとに順番に思い出すというだけのものです。

その結果、カテゴリークラスターリコールを使って思い出した場合には、自由に思い出してもらった場合に比べて、記憶の正確さが格段に上がったということです。
1人で思い出す場合やグループで協力した思い出す場合など色々なパターンを比較していますが、最も思い出しやすかったのは、自由に思い出すよりもカテゴリークラスターリコールを使って自分の思い出したい内容をカテゴリー分けして思い出しやすくする方法でした。

インプットもアウトプットもクラスター(区分)化する

マインドマップを使って整理したり、カテゴリー分けすることによって、人は記憶を引っ張り出しやすくなるということです。
皆さんがどうしても出てこない記憶がある時には、その記憶はどんなカテゴリーだったか、まずはカテゴリーから考えてみると思い出しやすくなります。

ちなみにこのクラスター化による記憶の再現率の高さは、1960年代ぐらいから研究されていて、その頃の実験では、言葉をカテゴリー分けして思い出すということをしています。
例えば、英単語を覚える時には、その単語を1つずつただ覚えるよりは、「ワインの味を表現する時によく使われる単語」というようなカテゴリーを作ります。このようにクラスター化しておいて、思い出す時にはまずそのカテゴリーを思い出してください。そのカテゴリーの中で徐々に探っていくと思い出しやすくなります。
インプットする時もアウトプットする時も、どのカテゴリーに入っていたかということを考えるだけで、その記憶は出しやすくなります

思い出すには手がかりが必要

記憶というものは手がかりがないと思い出せないものです。
ちょっとした何かのきっかけで思い出したかった記憶がフッと湧いてくることがあると思います。これは記憶にはそれぞれ色々な手がかりが結びついていて、その手がかりを思い出すとその先にある記憶が思い出せるようになるからです。
一旦特定のカテゴリーに集中することによって、その手がかりが見つかりやすくなります。その結果として記憶が再生されやすくなるということです。

皆さんも、思い出したいことはどのようなカテゴリーだったかとカテゴリーから思い出すこと、そして、何かを覚えたいと思い勉強する時には、その知識は一体どんなカテゴリーになるだろうかということを考えてもらえると、圧倒的に思い出しやすくなりますので、カテゴリークラスターリコールをぜひ使ってみてください。

インプットのためのおすすめ動画
科学的に証明されている勉強法10選
前半 ▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1541058184
後半▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1541351644
ブロマガで読むならこちら
前半▶︎https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1766163
後半▶︎https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1766583

リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/09658211.2018.1432058?journalCode=pmem20


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