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早期教育は金のムダ説【では何をすれば?】

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この知識はこんな方におすすめ

  • お子さんのいる方
  • 子供の将来を考える大人たち

早期教育や英才教育はムダ説

今回は、いわゆる早期教育がお金の無駄だという説について紹介させてもらいます。

やはり、子供の頭をよくしてあげたいとか、早期教育を行うことによって将来お金を稼いだり成功して欲しいという自称教育ママの人たちがいますが、はっきり言ってそれはお金の無駄です。
それがなぜなのかという話も紹介させてもらいます。

そもそも子供に対して早期教育を行うメリットはどれぐらいあるのかということについては、科学でも結構議論されていて、明確に早期教育を行ったほうが他の子供たちよりもメリットがあるという研究はありません。

例えば、フラッシュ暗算やそろばんなどがありますが、それにより確かに計算は早くなります。
ところが、計算が早くなったところでそれをどうするのかという話もあります。
それよりは数学的なセンスなどを磨いてあげた方が将来の成功にはつながる可能性があります。

いわゆる早期教育が英才教育といった習い事などに通わせて、子供の将来の為にという親心はとてもよくわかります。
ですが、そこにお金を使うぐらいであれば、別のところにお金を使った方がいいのではないかということが見えてくる研究がありましたので、今回はその研究をもとに紹介させてもらいます。

逆にこれを理解しておけば、そんな早期教育や英才教育にまで自分の子供を通わせる余裕はないという人もいると思いますが、それでも親が子供を思う気持ちというのは本物でしょうから、それほどお金をかけなくても親が子供にできることは何なのかということについても紹介できればと思います。

子供の将来のために大人ができることとは?!

今回参照している研究自体は、賢い子供を育てるためにはどうすればいいのかということをかなり掘り下げて調べてくれているニューヨーク大学のメタ分析になっています。
過去に行われた子供の養育法と知性に関する比較的質の高い8件のデータを抽出して、そこから子供のために親が何ができるのかということを調べようとしたものです。

この研究では、子供のために効果が高いものは何なのかとか、逆に効果が薄いものは何なのかなどいろいろなことを調べてくれていますが、早期教育に関してはかなり否定されています。

早期教育や英才教育というものは、実は、子供の IQ に関しては全く何の関係もないということが言われています。
早めに教育を始めても遅く教育を始めても、子供の IQ レベルについては何の違いもないということです。

であれば、幼稚園などに行かせたりすることも何の意味もないのかと言うとそういうことではありません。
子供の IQ を高めて頭を良くするために早期でできることも分かっています。

クオリティが高い幼稚園に通わせるとIQ が上がるという研究があります。
その影響としては IQ で4ポイントぐらいとされていますが、IQ で4ポイントの違いというとかなり大きなものです。
IQ は100が平均スコアで、120を超えると全人類の90%よりも頭がいいということになるくらいです。
ですから、その IQ が4ポイント上がるというのはかなり強烈な影響だといえます。

では、そのクオリティーが高い幼稚園とはどんな幼稚園でしょうか。
クオリティが高い幼稚園とか質が高い幼稚園と言われると、いわゆるお受験が必要だったり有名な幼稚園に入れる必要があるのだろうと考える人もいるかもしれませんが、そういうことではありません。

このクオリティが高いというのは、早い段階で良い友達を作る機会を与えてあげることが大切だということです。
つまり、早期に教育をするというよりは、人生の初期の段階で必要なのはソーシャルな関係を周りと作れるような環境です。

人生の初期に大切なのは教育よりも人間関係

友達を作ったり友達と遊んだり、人間関係を出来る限り早く作れるように環境を整えてあげることの方が大事だということです。
英才教育や早期教育にこだわるよりも、早期に良い友達を作るチャンスを与えてあげた方が、子供の将来にとってはプラスになるというわけです。

お受験が必要で有名な幼稚園などに入れないといけないという必要はありませんが、良い友達ができそうな幼稚園や保育園にできるだけ早い段階で入れるということが子供の将来の為にはなるということです。

ですから、家で大事に大事に子供を育てている親御さんもいますが、それは親の負担になるだけでなく子供の将来にとってプラスにもならないということがこの研究からもうわかることです。
子供のためには、早めに人間関係を作れるように環境を整えてあげることが大切です。

研究者のコメントとしては、今回の研究は複雑な環境が子供たちの知性を伸ばすという説を裏付けるものだと言われています。

この複雑な環境というのは、そこにいろいろな人がいて多くの人間関係があり日々移り変わっていく環境のことです。
つまり、毎日同じ場所で同じ勉強をするというようなことではなく、時には勉強してもいいし遊んでもいいしいろいろなイベントが起きて、その中に人間関係があるといった複雑な環境で自分でソーシャルな関係を作っていくということが子供の知性を伸ばすことにつながるということです。

その一方で、この研究では早期教育のような従来の仮説は支持されなかったということも言われています。

この複雑な環境が姿勢を伸ばすということについては、大人でも同じことが言えます。
やはり、ずっと同じ環境にいようとすると人間というものは知性を失っていきます。

ぜひ子供たちにはできるだけ早い段階で友達を作ったり、友達と一緒に何かに取り組むような環境に入れてあげたほうがいいと思います。
そのように考えると、ボーイスカウトなど意外といいのかもしれません。
今お子さんがいる人やこれから子供を育てようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

IQを上げるためのおすすめ動画

他にも IQ を上げる方法はあると言われています。
IQ が全てを決めるわけではありませんが、それでもやはり IQ が高い方がかなり有利ではあります。

例えば、新型コロナで素晴らしい対策を行い世界的にも有名になった IT 担当大臣の方はIQ が180だそうですが、 先ほど紹介したようにIQ が120を超えると全体人口の90%の人たちよりも頭がいいということになり、IQ が130を超えると全体人口の99%の人たちよりも頭がいいということになります。
IQ だけで全てが決まるわけではありませんが、IQ が高いに越したことはないわけです。

この IQ に関してはほとんどが生まれつきの遺伝子で決まってしまうと言われていますが、子供の頃や若い頃であればある程度あげることもできるのではないかということも言われています。

そんな IQ を上げるための科学的な方法をまとめた動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。

IQ120まであげれば勝ち組【科学的に正しいIQの磨き方】 

IQ を高める可能性がある習い事なども含めてさまざまな方法を解説しています。
特に子供には効果があると思いますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
親御さんが一緒になって行なってみるのもとてもいいと思います。

生まれつきの天才を超えるためのおすすめ動画

天才を超える唯一の方法クリティカルシンカー入門

IQ が基本的に生まれつき決まってしまうというのであれば、大人になった自分たちはもはや何もできないのかと考えてしまう人もいるかもしれません。
そんなことはなく、生まれつき IQ が高い10歳にも勝つことができる能力というものもあります。
しかもその能力は後から鍛えることができる能力です。

そんな能力とはクリティカルシンキングという能力で、これは思い込みを捨てて物事をさまざまな角度から見ることで新しい解決策を見出していく力で、それを鍛えていくための方法を解説した動画になっています。
皆さんがクリティカルシンキングを使いこなしていくための方法を解説しています。
このクリティカルシンキングの能力が高い人は生まれつきの天才を超えることができます。
今から IQ を高めることは厳しいという方は、ぜひこのクリティカルシンキングを鍛えるために学んでいただけたらと思います。

子供の将来を考える方へのおすすめ本

今回のおすすめの本としては2冊紹介しておきます。
『私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む』と、『成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか』をおすすめしておきます。

これらは子育てに関する研究では非常に定評のあるポール・タフさんという方の本で、非常に分かりやすく書いてくれています。
結局、お受験などで測られる能力ではなく、人とのコミュニケーションや複雑な環境の中で育てられる能力が重要で、それを非認知能力と言います。

この非認知能力は大人になってからも子供の頃に鍛えられたことが影響を与えますが、逆に、早期教育などはだいたい中学生ぐらいになってくると差がなくなると言われています。
ですから、そこにお金を使うぐらいであれば非認知能力を鍛えた方がいいのではないかということです。

このポール・タフさんは、お金を持っている大人の子供たちはいろいろな教育を受けることができて、それでその子供が成功していくというだけでは格差が広がっていくだけなので、その格差をなくすために、お金を使わずに大人ができることとして子供の将来を左右する能力を鍛えていくためにどんなことができるのかということをテーマに書かれた本になっています。
お子さんのいる方はぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめ動画
今回のおすすめ本

リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1745691612462585

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