この知識はこんな方におすすめ
- 知らないうちに脳を縮ませたくない
- ムダな健康リスクを抱えたくない
脳がどんどん劣化してしまう!
今回は、人間の脳が劣化してしまうヤバい原因が2つわかったという話を紹介したいと思います。
僕たちは何歳になっても脳を成長させたり脳細胞を増やすことができるということが分かっています。
これに関しては、特に今回のおすすめの本として紹介していますが『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』がとても参考になります。
人間の脳を若々しく保ちパフォーマンスを高めるためにはどうすればいいのかということを解説してくれる本です。
今回はそんな中でもいろいろな研究を調べた結果、人間の脳を最も劣化させてしまう2大原因が判明したということです。
逆に言うと、この2つの原因をなくすことができれば、僕たちは脳の劣化をかなり防ぐことができるということになりますし、それによって日常のパフォーマンスを高めるということにも繋がるわけです。
脳を最も劣化させてしまう2大原因とは?!
タバコは論外なのでそれは置いておきますが、脳の劣化をさせてしまう大きな原因とは何なのかということを調べてくれたのはオーストラリア国立大学の研究になります。
この研究では過去の人間の脳に関する研究の中から200件の論文をまとめたレビュー論文になっています。
この結果からまず紹介しておくと、ファーストフードと運動不足のこの2つが脳を劣化させて縮ませてしまう最大の原因だということを明らかにされています。
ファーストフードと運動不足が2大原因であり、これらが両方組み合わせると更にやばいということです。
現代人はこのファーストフードと運動不足により多くの人が脳を蝕まれているということが分かっています。
ファーストフードのような脂質と糖質が非常に多い不健康な食事と運動不足が続くと、これが糖尿病はもちろん認知症や痴呆症のリスクを高めたり、脳のサイズ自体が縮小するという深刻なリスクをもたらすということが示されています。
若い人ほどそのダメージが!
このような話を聞くと自分はまだ若いから大丈夫という人もいると思いますが、この症状は若い人になればなるほどそのダメージが大きくなる可能性が示されています。
つまり、ある程度年齢を重ねている人の場合には、若い頃にあまりファーストフードなどがない時代を過ごしているのでまだマシではありますが、ところが、今の若い人たちにとってはコンビニやファーストフード店で手軽にそのようなものを手に入れることもできますし、健康っぽいファーストフードもあったりします。
どこまでがここで言うところのファーストフードになるのかという問題もありますが、一応定義としては、脂質と糖質が非常に多く栄養価が低い食品のことになりますので、わりと多くのものがこのファーストフードに分類されると思います。
その中でもこの研究の興味深いところでもありますが、1日の必要カロリーとしては人にもよりますがだいたい1500キロカロリーから2000キロカロリーとされていますが、1950年代に比べて現代人はこの必要なカロリーを650キロカロリーも超える量をファーストフードから摂取しているということも確認されているぐらいです。
日本の場合にはもう少し少ないような気もしますが、それでも日本でもコンビニで軽く食事を済ませたりファーストフードで済ませる人も結構多いと思います。
いずれにしても、僕たちが1日に必要なカロリーのうちの1/3から半分ぐらいをファーストフードなどの脂質や糖質が多い食品から摂っていると言われているわけです。
脂質や糖質が多いのでエネルギーとしては多すぎるのに、ビタミンなどの必要な栄養素が少なすぎます。
そうするとエネルギー過多で太ってしまいますが栄養不足になってしまいますので、それにより脳が縮んでいくということです。
食べる量よりも何を食べるかが重要!
太っていたり痩せようと思う時には食べる量を減らそうと多くの人は考えてしまいますが、どちらかと言うと、食べる量というよりは食材の選択が重要です。
例えば、野菜と鶏肉をベースにして日常的な食事をしている人と、やたらと脂の多い肉やひき肉を使ったハンバーグなどで同じカロリーを摂っているという人では全く栄養素が異なります。
カロリーは同じだとしても栄養が全く違うわけです。
当たり前ですが、どうせカロリーを摂るのであればたくさんの栄養が含まれている方がいいのは間違いありません。
ところが、現代人は1日の必要なカロリーの1/3から半分ぐらいを糖質や脂質が多い食品から摂ってしまっているので、エネルギーばかりが多くなり栄養不足になっているということです。
そのために脳にまで影響が出ているということになります。
肥満リスクにさらされているにも関わらず栄養不足になっているという矛盾した状態になっているわけです。
これが現代人の特徴だとされています。
そんな中でも最も脳に対してのダメージが大きいとされているのがお砂糖です。
これには先ほどの栄養不足の問題もあるわけですが、それだけではなく、脳の神経を劣化させるのに一役買っているということも言われています。
実際に、糖尿病の人は脳機能が激烈に低下するということが過去の研究でもいろいろと示されていますので、やはり、砂糖が多すぎたりするのは問題ですし、それに加えて質の悪い脂質も組み合わされた食べ物はよくないわけです。
不健康なライフスタイルは可能性さえも蝕む
さらに、今回の研究で浮かび上がってきたのは神経変性の問題でした。
神経変性とは細胞の構造や機能の損失をきたしているニューロンを指す言葉ですが、ファーストフードなどが多い不健康な食事や運動不足であったり、寝不足なども含めた不健康なライフスタイルを続けると、脳の劣化スピードが加速していくということが分かっています。
この脳に対するダメージというものは非常に大きく、それが回復するかどうかということではなく脳機能を低下させてしまいますので、若い時にはそれによってチャンスをなくしてしまったり出世しなくなったりお金を稼ぐことが出来なくなってしまったりというリスクがあります。
ですから、極力避けるべきですし止めるに越したことはありませんが、ファーストフードや運動不足によって中年期になって歳をとってからこのリスクにさらされると、この脳が受けたダメージというものはもはや元に戻らないということがこの研究では指摘されています。
そのため、できるだけ若い早い時期から健康的なライフスタイルを身につけておかないと、結局のところ若い頃の習慣で人生の後半は決まってきますので、その習慣が身についていないまま歳を取ってしまうと脳の劣化が止められない状態になってしまうということです。
それによって残念な人生を送らないためには、若い頃からファーストフードと運動不足への対策はしておかないとヤバいということです。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
健康的なライフスタイルのためのおすすめ
とはいえ、ファーストフードが危険だということも分かったし食べ物の選択が重要だということも理解できたけれど、結局何を食べればいいのかがわからないという人も多いと思います。
これについては詳しく解説した動画がありますので、今回のおすすめの動画として紹介しておきます。
食べ物の選択について学ぶために
先ほど紹介したとおり若い時であっても歳をとってからであっても絶対に食べてはいけない食品というものがあります。
このようなものを食べるとどうも劣化しますし体の老化は進み肌荒れにもつながってしまいます。
そんな肌荒れの原因にもなってしまうような食品を食べないようにするだけでも肌はかなり綺麗になります。
そんな肌荒れにもなってしまう食品と科学的に正しい美肌の作り方についてこちらの動画では解説しています。
健康的なライフスタイルのためのおすすめ本
今回のおすすめの本としても健康的なライフスタイルのためにとても参考になる本を2冊紹介しておきます。
先ほど紹介したような脳を劣化させてしまうような食品がなぜ流行ってしまうのかと言うと、そのような食品を得るためにそれらを作っている会社はあらゆる罠をそこに仕掛けているからです。
砂糖や脂質を組み合わせると人間の脳は興奮して依存的になってしまい、それを口にするのが止められなくなってしまいます。
いろいろな食品にどんなトラップが仕掛けられているのかということを解説してくれるのがこの本です。
かなり面白いですしその危険性を理解すればやめやすくなるということもあると思います。
脳の劣化は止めたいし何か対策したいけれど運動は苦手だという人もいると思います。
ですが、脳の劣化を止めると言うだけであれば別に激しい運動までしなくても散歩ぐらいのレベルでも構いません。
こちらの本ではどんな運動をどのようにすれば脳細胞を増やしたり脳を鍛えることができるのかということを教えてくれます。
脳を鍛えれば新しいことを見つける能力も高まりますし、さまざまな状況に対応する力も高まりますし仕事におけるパフォーマンスも向上します。
そんな脳を鍛える方法を教えてくれる素晴らしい本です。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0091302219300317?via%3Dihub