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意識高い人ほどいい仕事につけなくなる【キャリアプランニングの罠】

意識高い人ほどいい仕事につけなくなるキャリアプランニングの罠

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就職や転職をしてこんなはずではなかったと、仕事選びで後悔しなくなるための方法を紹介します。

2000年にハーバード大学のダニエル・ギルバートさんが出されている、いわゆるキャリアプランニングというものは意味がないのではないかというレポートがあります。
キャリアプランニングが無駄に終わりやすい理由が3つあります。この3つを避けないと本当に無駄に終わってしまう可能性が高いので気をつけていただきたいと思います。

1. ワイド・アイド・オプティミズム(wide eyed optimism)

複数の研究で、20代の頃に、自分がしたい理想を掲げて、仕事に対して高い理想や希望を持っている人ほど、30代になってから燃え尽きてしまいモチベーションが下がり、それがずるずると続いてしまい結果的に人生の満足度も低下してしまうということが確認されています。
この現象をワイド・アイド・オプティミズムといって、若い頃に綺麗な幻想を思い描きすぎると、現実としてその仕事に就いてみると当然嫌な面もあるわけです。このような幻想を作りすぎると、その幻想が壊れた時にダメージを受けやすくなるので、キャリアプランニングも理想を考えすぎると危険だということです。

多くの人は、このような理想や夢まではいかなくても、自分の好きなことを仕事にできたら人生もうまくいき楽しいだろうと考えるのではないでしょうか。
ところが、これも実際は幻想です。
自分がいつか好きなことをするために今目の前の仕事をしていると考えることは素晴らしいですが、もしかすると、好きな仕事をにつくために努力をしている途中で、もっといい仕事に巡り会うかもしれないぐらいに視野を広く持っておかないと、その先には絶望しか待っていません

2. ミスウォンティング(Miswanting)

未来における自分の欲望を見誤ってしまうという人間が持っている性質があります。
皆さんは、未来や将来にこんなことをしたいとか理想を思い描いている人がいると思いますが、それが常にそうだと考えないようにしてください。
例えば、10年後の理想として今思い描いている未来があったとしても、実際に10年経ったその時に同じように考えているかどうかは分からないわけです。

誰でも、若い頃や色々な経験をまだしていない頃は当然視野は狭いわけです。色々な経験はしたりたくさんの人と触れ合うことで、自分の理想も描きなおしたり考え直すものです。
そのような考え直すことをせずに、当初思い描いた理想を絶対のものと考え突っ走ってしまうと、実際にその仕事に就いた後に後悔する人も多いということです。

ですから、もちろん今理想を考えてその方向に進むのはとても良いことですが、その途中では、もっといい仕事やキャリアが見つかったとしたら、そちらに進むのもありかなぐらいで考えて決めすぎないということが重要になります。

3. エモーショナル・フィール(emotional feel)

これは未来における自分の感情を間違って捉えてしまう心理的傾向です。
例えば、超一流企業に入ればどう思うかという事を尋ねた実験では、参加者の多くは人生が変わるほど幸せだと考えました。ところが、実際にその会社に入ってみると、人生が変わるかもと思った喜びは、たった半年で元のレベルまで戻ってしまうということが分かっています。

ですから、就職したり仕事を手に入れることで人生が変わると考えることは絶望に繋がってしまいます。

人間は未来を予測するのが苦手だからこそ

結局、このダニエル・ギルバートさんの研究で何が言えるかというと、僕たちは未来における自分の感情や欲望、モチベーションなどの状況を把握するのがとても苦手だということです。
未来の自分がそのことにどれだけモチベーションを持っているのか、どれだけの欲望を感じているのか、どのような感情を感じているのか、そのようなことを予測するのがとても苦手なわけです。
ですから、大事なのは今に集中することです。
今に集中して、今ベストなのは何なのか? 今思っている目標に沿って考えた時に今やるべきことは何なのか? 今この瞬間に集中することを考えることが大切です。
キャリアプランをいろいろと考えるよりも、今に集中して柔軟な姿勢を持ち自分の可能性を広く考えた方がいいのではないでしょうか。
結末のわからない小説の方が楽しいものです。人生においてもそのような楽しみ方をした方がいいのではないかということが示された素晴らしい研究です。
是非参考にしてみてください。

転職・就職で本当に大切なことを見直すためのおすすめ動画
科学が認めた転職テク【ワーキングアイデンティティ】入門
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1563725043

リサーチ協力:Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo/

参照:Gilbert, D. T., & Wilson, T. D. (2000) Miswanting: some problems in the forecasting of future affective states. In: J. Forgas (Ed.). Feeling and Thinking: the role of affect in social cognition.


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