<限りなく黒に近いグレーな心理学①>
交渉で、相手が譲ってきた時は自分が譲ったほうが良いのか?
相手がひとつ譲ってきたら、自分はふたつ譲ると良いです。そうすると、相手は更に譲ってきて譲り合い合戦が始まります。
相手が譲ってきた時は、それに少し足して更に譲るようにすると、相手のさらなる譲歩を引き出しより良い条件を得やすいということがわかっています。
<限りなく黒に近いグレーな心理学②>
人間は同じ温度の場所にいることに飽きてきてイライラするということがわかっています。
ですから、組織で会議の場の雰囲気を変えたい時、勉強中に気が散ってイライラする時には、ずっと一定の温度にするのではなく±1度ぐらいで変化をさせると、落ち着いて集中しやすくなったり生産的な話ができるようになりやすいです。
<限りなく黒に近いグレーな心理学③>
嘘をつく時に男女はどこを見ているのか?
男性は嘘を見抜こうとしたときには、目をそらして声だけに頼ろうとする傾向が高いと言われています。ところが女性の場合は、相手の嘘を見抜こうとしたときには目をしっかり合わせてきます。
ですから、一般的に女性の方が嘘を見抜く力があると言われますし、かまをかけて揺さぶる力は実際に高い傾向があります。揺さぶって反応を見るときには当然顔に出る表情を読み取ろうとします。
男性の皆さんは、嘘を見破りたいのであれば声ではなく相手の顔に注目するようにしてください。観察力自体は男女でさほど差はないと言われています。
<限りなく黒に近いグレーな心理学④>
説得力を高めるには?
会話での説得力を高めるには、喋り方や言葉の鮮やかさが大事だということがわかっています。
あえて早口で喋ったり身振り手振りを添えたり声のトーンに変化をつけたりして、喋り方に鮮やかさを持たせることが説得力を高めることにとても効果的だとされています。
説得力を高めたいならば、証拠も大事ですがそれよりも鮮やかさです。
<限りなく黒に近いグレーな心理学⑤>
具体例と統計情報では、どちらのほうが説得力を上げるのか?
実際には、具体例を出すと統計情報は無視されやすいということがわかっています。
つまり、人間は統計情報よりも具体例の方に動かされやすいということです。
人間は想像できないことを信じることはできないですから、相手の想像させやすいようにすることが大事です。
<限りなく黒に近いグレーな心理学⑥>
目撃情報は、間違っていても80%の人が信じてしまいます!?
実際には目撃情報が間違っていたとしても、本人は仮に記憶の加工があったとしても、いきいきとその時の様子を喋ります。今目の前で見ているかのように話されると、それが間違いであってもほとんどの人が信じてしまうわけです。
相手に何かを信じさせたいならば、今目の前で起きているかのようにいきいきと話すことが大事です。
<限りなく黒に近いグレーな心理学⑦>
贈り物をあげた時に最適なお願いのタイミングとは?
些細な贈り物をあげたときは、4分以内、遅くとも7分以内でお願いをするとYESと言われる確率が高いということがわかっています。
▼もっと黒い心理学は
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