メンタル強化

幸せなはずなのに不幸を感じる3つの理由と脱出法

2019年2月4日

DaiGo MeNTaLiST

人間は誰でも不安を感じるものです。
人は幸せで上手くいっている時でもさえも不安を感じたり不幸を感じるということがわかっています。これは人間の脳に刻み込まれているものです。ですから、僕も今は仕事もとても順調ですがそれでも不安は感じます。どんどん新しいことをしていかないと自分は仕事に飽きてやめてしまうかも知れないとか、成長せず立ち止まってしまったらおしまいだとか、やはり考えるものです。
これは、不安に感じるからこそ、危ないと思うからこそ、次を考え準備をし分析して前に進んでいけるからです。つまり、人間は不幸や不安を感じやすくできています。

人間はなぜ幸せにならないのか

これを前提として今回ご紹介するのは、ノックス大学の心理学者フランク・マクアンドリュー博士が発表したコラムをもとにしたものです。
そもそも人間は、とても幸せで充実していて仕事も上手くいっていて不満もなく良い家族にも恵まれ友達もたくさんいるという状況にも関わらず、なんだか不安を感じるとか、幸せの絶頂のように充実しているのに突然不幸を感じて自ら幸せを手放すような行動に出てしまう人さえいます。この逆に不安や不幸を感じてしまうのが普通のことです。

人間というものは「今」が一番不幸や不安を感じるように適応してきたのではないかというのが、フランク・マクアンドリュー博士のコラムの内容です。
今では、ポジティブになるための研究も進んでいるのに一向に人間は幸せにならないですよね。例えば産業革命以前の時代は明日を生きるために一生懸命働かなくてはいけないし、その後色々なことが自動化されたり機械化されて人間が働く時間を減らすことが出来るとバラ色の未来をみんな想像しました。ところが今でもみんな変わらず働いていますよね。AI、IT、自動化も進んでいるにも関わらず、ほとんどの人が労働時間は変わっていないし自由な時間も増えていません。なぜ、効率化が行われて仕事も減るはずなのに減らないのか。このように一向の人間が幸せにならないのはなぜなのかということを調べてくれています。

様々な科学的根拠をもとに、人間にはそもそも幸せを感じづらいように、幸せになりそうだったらそれを打ち止めるような心理的なプログラムがあるのではないかとされています。僕たちは、もう自分は幸せで薔薇色だと感じたら努力も注意もしなくなります。だから、幸せを感じた時にそれに水を差す心理作用があるのではないかということです。その水を差す作用で僕たちは生き残ってきています。それを感じづらい人たちは失敗したり裏切られたりして子孫を残せず、結局良い時であっても不安を感じやすい人たちが生き残ってきました。

不幸を感じる3つのバイアス

3つの心理効果により、人は幸せな時に不幸をあえて感じて生き残ってきました。不安や不幸を感じるのは悪いことではなく、その性質を理解した上で今自分が感じている目の前の幸せを楽しんでいくことが重要です。

楽観バイアス

人間は何も根拠がないのに未来は良くなり今よりも未来の方が時間もお金もあり成長しきっと成功していると感じやすいものです。これが楽観バイアスです。今よりも未来の方が良いと思ってしまうがために、「今」が未来に比べたら不幸なように感じるということが起きます。
僕たちは未来を生きなくてはいけません。生物としては子孫を残していかないといけないので、未来の方が今よりも良くなり今頑張って未来に繋がないといけないと考えないと進んでいけないわけです。満足してしまっては進めなくなります。

ポリアンナ効果

過去は薔薇色になるものです。未来が薔薇色だと思っても過去が酷いものだと過去の辛い思い出に引っ張られて前に進めなくなってしまいます。これを防ぐ効果を僕たちは持っていてポリアンナ効果と言われています。これは、過去の嫌な体験は薄れていき少なめに見積もることで、本来は今より悪いことであっても過去は良かったと思えるものです。

これにより過去は今より良かったと思い、楽観バイアスで未来は今よりも良くなると信じないといきていけないので未来も今より良くなります。その結果、「今」が一番不幸に感じるようになっています。

快楽の踏み車効果

僕たちは良い事があってもすぐに慣れてしまいます。そしてもっと良い事が起きると考えてしまいます
例えば、宝くじが当たった人たちが当たった瞬間には幸せの絶頂を感じますが徐々に慣れていき、生活レベルを上げるとそこから得られる喜びは徐々に減っていくのでもっと上をもっと上をと望むようになります。そうなるといつまで経っても今に満足する事ができなくなってしまいます

人間は、この残念な3つの効果により、幸せになすぐに慣れてしまうし、根拠もないのに未来は今より良くなると考え、過去はやたらと美化してしまいます。

本来は僕たちには「今」しかありません。マインドフルネスの世界でもそうですが、今この瞬間に如何に没頭出来るのかが大事でその時間が長く慣ればなるほど幸せになる事ができるとわかっているのに、今をないがしろにしてしまうわけです。
それにより人間は生き残ってきたけれど、これが今を不幸にしてしまう原因なのではと言われています。

今を大切にするための対策

対策としては、過去に起こった記録や感じた感情を残しておく事が大事です。僕も毎日寝る前にその日に感じた感情や悩みをスケジュールに記録するようにしています。そうすると、自分が1年前に何を考え何に悩んでいたのかが見えるようになります。例えば、今悩んでいたとしたら、そこで1年前を振り返ると薔薇色と思っている過去にも同じようなことで悩んでいたり、大したことでもないことで悩んでいたという事に気づけます。
そして、自分がバイアスに左右されている事に気づけます。人間は過去のことを思い出す事が苦手なものですから記録する事が大事です。

逆に未来のことを考える時には薔薇色で考えてはいけません。現実的な今の延長線上で予測を立てておいて、その予測を達成するためにはこれだけ準備しておけば良いだろうと、理想や目標はもっと高い位置で考えつつ「予測」で立てておく事が大事です。それにより予測を超えていく楽しみが生まれてきて、これが未来の正しい未来の計画の立て方です。自分の立てた予測を超えていくような工夫や改善をしていく事で予測を超えていく楽しみを感じながら理想や目標に近づいていけます

まとめ

楽観バイアスにより、人は薔薇色の未来を想像する事で子孫を残そうと頑張ってきました。

ポリアンナ効果により、人は昔は良かったと思うことにより今ももっと頑張らないといけないと思えて、問題点を修正しようとして遺伝子を残す確率が上がりました。

快楽の踏み車により、人は幸せに慣れてしまうと現状に満足できなくなります。満足できないと成長を求めるので自分を進歩させていくことで人類は進化してきました。

今を不幸に感じることで、人は前に進めるようになりました。だから、「今」を不幸に感じます。

もし、今不幸に感じたり満足できない人がいたら、それは立ち止まるための不幸ではありません。皆さんの遺伝子に刻まれた人類の歴史が皆さんに不幸を感じさせることで前に進めとメッセージを送っているものです。

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