この知識はこんな方におすすめ
- 嫌な気分を引きずりやすい
- 自分の人生と時間をムダにしたくない
朝イヤなことがあると丸一日イライラと・・・
今回は、朝のうちや午前中に起きてしまったネガティブなことを引きずってしまう人の特徴について紹介させてもらいます。
1日の中で割と前半の辺りで嫌なことが起きて、それを1日中引きずってしまう人が結構いると思います。
例えば、朝からパートナーと喧嘩をしてしまったり、何か嫌な出来事があるとその日丸1日その気分を引きずってしまうような人です。
朝から会社で同僚や上司に嫌味を言われたとしたら、その嫌味な言葉が1日中頭から離れることがなく1日を無駄にしてしまうという人が結構いるようです。
このような人にはどんな特徴があり、どうすれば1日の前半に起きたネガティブから抜け出すことができるのかということを今回は紹介したいと思います。
今回のおすすめの動画としては、怒りと嫉妬の感情をコントロールする方法について解説した動画を紹介しています。
怒りの感情というものは上手に使うことができれば自分の力に変えることができますが、それにとらわれてしまうと1日中イライラして、そのせいで脳のリソースも制限されるので結果的に1日を無駄にしてしまいます。
そんな怒りの感情で1日を無駄にしやすいという人には是非見てもらいたい内容になっています。
こちらは Dラボで今なら20日間無料で見ることができます。
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ネガティブな感情のコントロールが上手な人とは?
ネガティブな出来事もどうしても時にはあるものですが、その嫌な感情を抑えるというのではなく、それが他のことに影響しないような技術を身につけておくことが重要です。
人はネガティブな感情を否定したり避けようとしがちですが、ネガティブな出来事はある意味交通事故のようなものですから、それを否定している人は万が一遭遇した場合に逃れようがなくなってしまいます。
では、どうすればいいのかということを教えてくれるのが、カリフォルニア大学バークレー校などが行った研究です。
この研究では、1300人以上の成人を対象にして、様々な文章を見せてその内容にどれくらい同意できるかというようなアンケートのようなことを行っています。
例えば、あなたは自分の感情を否定することが多いですか? それとも、少ないですか? というような質問で、自分に対してあまり良い評価を下せないような感情が湧いた時に、その感情を否定するのか、それとも、人間だからそんなこともあるだろうと受け入れることができるのかということをチェックしました。
その結果分かったこととして、感情のコントロールが上手で、その感情の揺れ動きで怒りにとらわれたり悲しみにとらわれたりする事が少ない人は、ネガティブな感情に対して否定的ではなかったということが確認されています。
自分の中から湧き上がってきたネガティブな感情を否定して無かったものにしようとするのではなく、そのネガティブな感情に対して逆に肯定的になれる人ほど、つまり、イラッとするような出来事があったとしても、嫌な感情を感じているという自分を認識して、そんなこともあるだろうと自分の感情に否定的な態度をとらない人ほど感情のコントロールがうまい傾向が確認されたということです。
そうなれば、1日を無駄にしづらくなりますし余計なトラブルも起こりにくくなります。
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緊張やプレッシャーの感情も!
別の実験で、150人以上の被験者たちに3分間のスピーチを行わせるということも行っていて、ここでもネガティブな感情に否定的で、自分が感じている緊張やプレッシャーに対して否定的に考え、自分は緊張もしていないしプレッシャーなんて感じていないと考えてしまうと、余計にストレスが増えて失敗しやすくなったという傾向も確認されています。
ですから、これらの結果をまとめると、自分の感情に振り回されることなく上手にコントロールしたいと思うのであれば、自分の感情を否定しないということがまずは必要です。
これは別に無理やり肯定する必要はありません。その感情に対して判定や判別をしないということがとても重要です。
自分を一歩引いたところから見つめているかのように、目の前の嫌な出来事に対してイライラする感情が湧いてきているとか、さっきのそのイライラが100点満点だったとしたら、今は少し落ち着いてきて70点くらいだろうかというように観察する癖をつけておいてほしいと思います。
自分の感情を否定することもジャッジすることもないような癖をつけておいてもらえると、怒りや悲しみ、他人からのストレスに巻き込まれづらくなります。
感情はジャッジしないで眺めるだけです。
さらに感情のコントロールを学ぶために
これ以外にも自分の感情をコントロールする方法は色々とあります。
例えば、スマホの壁紙をある色に変えるだけでポジティブな気分になれるのではないかという研究があったり、たった30秒で怒りや悲しみの感情をリセットする人間の本能的な反応を使ったテクニックなどあり、これらについては今回のおすすめの動画で詳しく解説しています。
是非さらなる感情コントロールの方法についても学んでみてください。
ストレスコントロールとしてはマインドフルネスがやはり優秀です。
こちらは僕の本ですが今なら Amazon のオーディオブックであれば1人1冊ですが無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっています。
感情を安定させ人生を変えるためのおすすめ
自分の感情を一歩引いて眺めることが難しいという人もいると思います。
そんな方はヴィパッサナー瞑想というスタイルの瞑想を勉強してみるのが良いと思います。
ヴィパッサナー瞑想について学ぶのであればこちらの本がとても役に立つと思います。
ヴィパッサナー瞑想の詳しい方法について教えてくれます。
自分の感情に振り回されるのが一番もったいないことです。
自分の感情をコントロールできるようになると、他人に無駄に振り回されることも少なくなります。
例えば、他人に頼み事をされた時に、断りたいけれど断ると嫌われるのではないかとつい無理をして引き受けてしまうこともあると思いますが、その断ると嫌われるのではないかというのも自分の感情です。
実際には、ちょっとした頼み事を断ったぐらいで嫌われてしまうような関係であれば、そもそも付き合う必要もありません。
冷静に考えれば誰でもわかることでも、人間はその時感じた感情を事実と混同してしまい振り回されてしまうことが結構あります。
是非皆さんは自分の感情を上手にコントロールできるようになっていただけたらと思います。
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リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:Ford BQ, Lam P, John OP, Mauss IB. The psychological health benefits of accepting negative emotions and thoughts: Laboratory, diary, and longitudinal evidence. J Pers Soc Psychol. 2018 Dec;115(6):1075-1092. doi: 10.1037/pspp0000157. Epub 2017 Jul 13. PMID: 28703602; PMCID: PMC5767148.