この知識はこんな方におすすめ
- いつも浮気されてばっかり…
- 浮気されたくない!
「なぜか浮気されてしまう!?」
今回は悲しい研究からの考察を紹介させてもらいます。
浮気されやすいという人がいると思います。パートナーが変わってもなぜかいつも浮気されて終わってしまうという人がいると思いますが、このような人には何か特徴があるのでしょうか。
そんな特徴とその対策までを紹介させてもらいます。
関係が早く終わりやすい人というのはどのような人なのかという研究を元にしていて、浮気が起きる時には2つのパターンがあり、ひとつは、本当に浮気症な人と付き合った時です。これは付き合う前からある程度分かったり、環境や周りの友達でも分かるものですから、それはただ気をつけてもらうというだけで今回は置いておきますが、最初はそんなことはなかったのに、しばらくしてから浮気が始まってしまうというパターンがあります。
最初はとてもいい人で自分のことを大切にしてくれると思っていて、一生懸命相手のために尽くしているのに、なぜか相手に尽くせば尽くすほど相手が離れていって浮気されてしまうということもあると思います。
このような尽くせば尽くすほど浮気されてしまう人の特徴とは何なのかということを今回は研究から考察させてもらいます。
別れやすいカップルの組み合わせとは
これはイランで行われた研究で146組のカップルを対象に、コミュニケーションスタイルによって別れやすい男女は破局しやすい男女の違いが分かるのではないかということを調べてくれたものが元になっています。
コミュニケーションスタイルには色々とありますが、有名なのは精神科医のジョン・ボウルビィ氏が提唱している愛着スタイルという考え方があります。
人間のコミュニケーションは、安定型・不安型・回避型の3つにパターンに分けることができるというものですが、この内、どういうコミュニケーションをする人たちが別れやすいのかということを調べています。
結論としては、不安型と回避型のカップルになると、別れる確率が極めて高くなるということが分かっています。愛着スタイルとは、他人との関わり方をベースとして人間の性格を分ける理論になります。
安定型
安定型は、自分は自分、相手は相手というように、相手と程よい距離を取ってコミュニケーションをとることができるタイプです。
そういう意味では、周りに助けてくれる人もいるし、自分が助けることができる人もいて、特定の人に依存するわけではなく、人間関係を避けるわけでもないというような人です。
わりと子供の頃に親からのサポートがあった人がこの安定型になりやすいと言われています。
不安型
不安型は、自分に自信がなく相手に嫌われることを極端に恐れるために、極度に相手に尽くしたり相手のために色々なことをしようとするタイプで、熱しやすく冷めやすいという傾向も持っていて、付き合い始めの時には情熱的になったり、相手が別れそうになったら必死にしがみつくとする傾向があります。ですが、突然何かの糸が切れたように終わってしまったり、一気に冷めてしまうということもあります。
この不安型は、親からのサポートが全く得られなかったわけではないけれど、親が仕事で家にあまりいないことが多かったというような、常に得られたわけではないという人がなりやすいと言われています。
回避型
回避型は、自分の話をあまりしません。他人は頼りにならないと考えていて、人と距離を置いてコミュニケーションをとるタイプです。相手に自分の領域に入って来られるのを嫌がるので、周りから見るとクールで冷たいミステリアスな印象を与えることが多いと言われています。この不安型は、親からのサポートが全く得られなかったわけではないけれど、親が仕事で家にあまりいないことが多かったというような、常に得られたわけではないという人がなりやすいと言われています。
この回避型は、親からのサポートが全く入られなかった人がなりやすいと言われています。
人間というものは信用できないので、自分だけで生きていかないといけないというようなことを子供の頃から学んでしまい、それをベースに人間とのコミュニケーションをとっている人です。
不安型と回避型のカップルは危険
なぜこの不安型と回避型のカップルが別れやすいのかというと、片方は不安型なので、気分の移り変わりが激しく、 相手に尽くす時には極端に一生懸命尽くすのに、急に冷めたりするといういわゆる気分屋さんに見えてしまいます。
そして、回避型はあまり距離を縮められるのを嫌がりますので、相手には離れておいて欲しいと思うし、相手が離れていこうとしても何とも思わない人です。
この2人がカップルになると、不安型の人は気分の浮き沈みが激しいので、それを回避型の人から見ると、ムラがあり面倒な人だと感じますし、あまり距離を縮めて欲しくないと感じます。不安型の人は相手に嫌われたくないので一生懸命尽くしたり、尽くしても相手が反応してくれない時には、わざと冷たい態度を取って気を引こうとしたりしますが、回避型の人は、そんなことをされても何にも感じないわけです。
こうなるとお互いにどんどん泥沼にはまってしまうということになります。
要するに、このようにして2人の関係がこじれた時に浮気が起きるということがあります。
そういう点で考えると、不安型と回避型のカップルというのは、最終的には自然消滅で終わるか浮気で終わる可能性が非常に高くなるということが言えます。
特に女性の場合は、自分が不安型で回避型の男性に恋心を持ってしまうと、一生懸命尽くすのに振り向いてくれないし、一方で、嫉妬心を煽ろうと他の男性と遊んだりしても相手は全く反応してくれないので、なんでだろうと考えていると、その相手は別の人と浮気していたというようなことになっていたり、関係はどんどんこじれて終わってしまうということにつながりやすくなります。
このような回避型の人やあまり自分のことをオープンにしない男性は、人間関係でも恋愛関係でもライトな関係を好みます。このような人と不安型の人がカップルになると、自然と浮気の確率や破局の確率は上がるということがこの研究から考察できるということです。
尽くせば尽くすほど…泥沼に
結構、浮気されている人というのは、実際には2人の関係は既に終わっているけれど、相手にしがみついてしまっているせいで、どんどん相手に浮気されてしまい、浮気されるとそれに傷ついて、傷つけば傷つくほど人間は相手を取り返したいと思ってしまいます。
手に入れることに苦労したものほど人間はありがたみを感じるものです。口説き落とすまでに2年かかった相手とあっという間に口説き落とした相手であれば、人がどちらを大事にするのかというとそれは歴然です。
これは男女関係だけでなく、投資でも同様で、それまでに2000万円注ぎ込んでいる投資であれば、もう500万円つぎ込んでなんとかそれを取り返したいと思うのが人情です。ところが、全く投資していない状況で一気に500万円つぎ込んでの投資となるとかなりの抵抗を感じるはずです。
サンクコスト効果といって、今まで自分がつぎ込んだコストを取り返そうと人は考えるので、相手に尽くせば尽くすほど、そして、相手が反応しなければしないほど、どんどん泥沼にはまってしまうわけです。
そして、結局、相手は浮気しているし、自分も浮気に入れてしまうということになる可能性が高くなります。
このようなお互いに浮気しやすくなるという悲劇が起きるわけです。
自分がもしかすると不安型かなと感じる人は、尽くしすぎるのも良くないと一歩踏みとどまって気をつける必要があります。
だいたいこの不安型の人は相手から重いと思われることが多く、そこから関係が崩壊してしまうことが多いので、自分のメンタルを鍛えて自分に自信を持てるようになってもらい、相手と対等な立場でコミュニケーションをとることができるようになるというのが一番必要なことだと思います。是非試してみてください。
メンタルの安定と自尊心の向上に たったの10分で自信をつける方法を紹介します。 心理療法の一つでライフレビューセラピーと呼ばれるテクニックを使い、たった ... 続きを見る
10分で【自信がつく】ライフレビューセラピーを解説
LINEのやり取りを振り返ってみるとわかることも 関係が終わってしまうカップルと続くカップルをどうやって見抜くことができるのでしょうか。 これは付き合い始めの頃でも見抜く ... 続きを見る
LINEでわかる!終わるカップルと続くカップルの違いとは
メンタルを安定させるためのおすすめ動画
メンタル弱い性格変える10の行動+回避型対策
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1549820523
リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
本内容は、参考資料を元にした、DaiGoの独断と偏見を含む考察により、科学の面白さを伝えるエンターテイメントです。そのため、この動画はあくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。 より正確な情報が必要な方は参考文献・関連研究をあたるか、信頼できる専門家に相談することをオススメします。 訂正や追加情報があれば、コメントなどに随時追記します。
参考:http://revistas.um.es/analesps/article/view/123081
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0092656616302847
https://pdfs.semanticscholar.org/545b/983942722792c0e0c48b699aced98323d13e.pdf
http://moemesto.ru/rorschach_club/file/14257751/bartholomew98.pdf