人間関係

謝罪系ニュースが増えた本当の理由

2019年1月21日

DaiGo MeNTaLiST

最近謝罪系のニュースが増えたと思いませんか?

テレビでいえば視聴率が上がるから、動画でいえば再生回数が増えるから増えるわけです。みんなが見るから謝罪系ニュースも増えます。では、そもそもなぜ謝罪系のニュースをみんな見るのでしょうか。

みなさんは謝罪系のニュースを見たいと思いますか? 僕はそんなニュースを見たいとは一切思いませんが、もし謝罪系ニュースを見たいと思ったら、それは結構危険なシグナルかもしれません。それは人間として危険、精神的に危険というふたつの面で危険です。

謝罪系ニュースが人の目を引く理由

人間は、悲しいことに自分のメンタルが弱っている状態だと自分よりもさらにひどい状況にある人を見ると自分のメンタルが少し改善します。自分に不遇なことや残念なことがあってメンタルが落ち込んでいたとします。そんな時に、自分よりもさらにひどい状況にある人を見るか、自分よりもはるか上にいて調子が良かった人が落ちるのを見ると、自分はまだマシだなと思いメンタルが少し改善します。悲しいことですがこれはどうしようもありません。

ですから、自分よりもひどい状況にある人を見たい人が増えたということです。自分の状況は何も改善していないのに少し気分は良くなるわけです。これを多くの人が求めているから、メディアもそれを提供するようになります。

これが行き過ぎると危険なことは予測できますよね。他人がひどい状況に陥ったところをみんなで寄ってたかって見て、自分は何も改善していないし変わってもいないわけですから、とても危険な負のループが発生します

ですから、メディアの皆さんは謝罪系のニュースはひかえた方がいいと思います。
どうでもいいですよね。みなさんが直接害を被って謝罪してほしいというのであればまだしも、誰かが誰かに謝罪している様子なんてどうでもいいですし、メディアが取り上げるほどのことなのかなと思います。

シャーデンフロイデ(加害の喜び)

自分よりひどい状況の人を見たいと感じたら危険な兆候かもしれませんので気をつけてください。
この感情はシャーデンフロイデと呼ばれる他人の不幸は蜜の味という感情です。他人の不幸を楽しむ感情で、ドイツ語では「加害の喜び」と言われます。ネットで著名人を批判したり叩いたりする時にも見られる感情です。ダークトライアドといわれる付き合うとヤバい人たちはこのこのシャーデンフロイデが強いです。

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このシャーデンフロイデについてはあまり研究は多くありませんが、エモリー大学が最近角の文献をレビューしてくれていて、シャーデンフロイデには3つのパターンがあるとされています。

なぜ、人間がこの「他人の不幸は蜜の味」的な感情を持っていてそんな悲しい行為をするのか?

  1. 区別系
  2. 競争系
  3. 正義系

この3つのパターンです。

1、区別系

自分が所属しているグループを正当化するために他人の不幸を喜ぶものです。敵が負けて大喜びするとか、自分が応援していないチームが負けたら喜んだり、ライバル企業の倒産を大喜びするとか、他国を批判したりというものです。
極端なところではナチスがユダヤ人を迫害したように独裁者が使う手段です。

内集団と外集団を区別するために使うために使われることが結構あります。いじめが起きるのも同様です。自分たちのグループではない人がひどい状況になっているのを喜んで自分たちは仲良しだし安全と考えるものです。こんな人とは付き合っても得はしませんので気をつけてください。

2、競争系

嫉妬が原因になっているものです。自分よりもうまくやっている人に対する嫉妬が原因で起きるものです。スポーツ選手や芸能人だったり著名人を叩くことで喜んでいる人たちです。自分が嫉妬するほど羨ましいと思っている人が没落するのを見ていい気分になってしまうわけです。
これは醜いですからやめた方がいいですね。何が一番問題かというと、自分の位置を上げていって追い抜こうとするのであれば「正しい競争」ですが、単なる現実逃避であり、自分は競争しても勝てないということをわかっているから引きずり降ろされるのを見て喜んでいるわけです。自分の位置は何ひとつ変わっていません。自分はドブの中にいるのに空を飛んでいる綺麗な鳥が落ちたのを見て喜んでいるようなものです。ずっと自分はドブの中です。

自分のスルーするスキルを高めておけば、この競争系のシャーデンフロイデは放置できます。

3、正義系

最も厄介なシャーデンフロイデです。実際は他人が不幸になっているのを喜んで叩いているだけですが、「これは正義のためなんだ!」と堂々と言い放つ、下世話な週刊誌の皆さんのような人たちです。正義のために他人を叩いていると思っているのでしょうが結局はお金のため醜いことをより醜く書いているだけです。

正義とは見る面で変わってくるものです。「正義」とは「正しい意味」という意味ですから、状況や文脈により変わるものです。つまり絶対の正義なんてものはないにもかかわらず、この人たちは自分はみんなのために、世の中のために戦っているんだとモチベーションにしつつ他人の不幸を喜んでいるわけです。

シャーデンフロイデにはまらない方法

これらのシャーデンフロイデにはまらない方法はとしては、これはバイアスの一種なので「人間はシャーデンフロイデにはまりやすいものだから、自分もはまっているのではないかな」と考えることです。
もうひとつは、シャーデンフロイデの感情に頼らないでいいように自分のメンタルの状態を安定させることです。人間はどうしても自分が落ち込んでくると他人が羨ましくなったり現実から目を離して自分がやるべきことをしなくなったり、シャーデンフロイデの感情に流されやすいものです。

人間ですから誰でも嫌な奴が不幸になったりしたら喜んだりすることもあると思います。ですが、ずっとそんなことだけをして生きていきたいですか? 自分の立っている位置は何も変わらないのに他人の不幸だけを集めて生きるような人生を送りたくないはずです。
大事なのは、シャーデンフロイデの感情を感じたら、それをスイッチにして「自分のやるべきことはなんだろうか?」、「自分は今メンタルが落ち込んで、他人の不幸を喜ぶぐらい追い詰められているかもしれない。であれば自分のために何をしてあげられるのか?」と考えてください。シャーデンフロイデは自分のためにはなっていません。まやかしの自分の感情を安定させるためのシャーデンフロイデに頼るのは、麻薬みたいなものです。それを求めていたら、それを止めて「本当に自分のためになることはなんだろうか?」ということをもう一度考えて見ることを癖にするのをおすすめします。

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