メンタルヘルス

不安をやる気に変える科学

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不安になればなるほど、モチベーションも上がりメンタルが強くなるという「不安モチベーション」というものがあります。

この不安モチベーションを身につける方法紹介します。

不安を感じやすい人の方が成功する

メンタルが弱いとか不安を抱えがちな人は、失敗することが怖いからやる気が出ないしモチベーションが低いと思われがちですが、実は、不安な人の方がむしろ成功しやすいし、科学的根拠さえ持っていればその不安をモチベーションに変えることができるということがわかっています。

つまり、不安がみなさんにどのようなメリットをもたらすのかということがわかっていないと、不安は敵になってしまいます。
逆に、そのメリットを理解していると、不安を力に変えることができて前に進むことができるようになります。

不安はモチベーションアップに欠かせないということがわかっていて、不安を感じやすい人の方が成績が良かったり仕事の能力が高かったりします。大事なのは、どのような時にどのように使えばその不安を活かすことができるのかを知っておくことです。

不安の使い方は2つ

不安の使い方は2つあります。

不安はエネルギー

不安はネガティブな強いエネルギーを心の中に作ってくれます。それを行動する方向に使って、不安だから準備をするとか不安だから練習をするとか、不安だから色々考えて対策をすることができます。不安だから、不安から逃げたいからというネガティブな感情を行動に結びつけた場合というのは大きなチカラが得られるものです。
不安はエネルギーとして考えるとそのチカラは非常に大きいものです。

不安はフィードバック情報源

エネルギーと考えて行動する方法が難しい場合は、不安をフィードバック情報源と考えるようにしてください。
不安を感じやすい人の方が、危険を察知する能力が高かったり、他人の感情に敏感だったりするものです。ですから、不安を感じた時は、自分に対して自分の心が何か大切なことや気づいていないことを教えようとしてくれていると考えると、見逃していることに気づけたり集中力を与えてくれて不安を活かすことができます。

まとめると、不安を活かす方法はふたつです。

不安を活かす方法

  • 不安はエネルギーと考えて行動を起こす
  • 不安はフィードバック情報源と考えて見逃していることに気づく

 

不安を活かす人は能力が高い

194人のドイツ人と、270人のドイツ人ジャーナリスト、159人のポーランド人学生を対象に行った実験があります。
全員に質問をします。ひとつめの質問は、「締め切りがあるという不安は時間通りに仕事を終わらせることに対して役に立っていますか?」。ふたつめの質問は、「ゴールや達成ができるかどうかという不安は、一生懸命取り組んだり集中するために役立っていますか?」ということを尋ねました。
つまり、不安をいい感情と結びつけているのか、ただただ自分の仕事などを邪魔するものと考えているのかということを質問したわけです。

結果、不安はモチベーションアップに欠かせないと考えている人たちの方が、様々な面で良い成果を出していました。
この質問でYESと答えた人たちのように、不安を感じたから期限を守ることができたとか、不安を感じたから達成するための集中ができたと、不安は活かせるという考え方を不安モチベーションと言います。
この不安モチベーション傾向が高い学生の方が成績が良かったり、不安モチベーション傾向の高いジャーナリストの方が仕事への満足度が高かったということがわかっています。

感情表現のボキャブラリーが大切

さらには、ただただぼんやりと不安だと感じている人よりも、何がどのくらい、どのように不安なのか、なぜ不安なのかといったことを細かく描写できる人の方が不安のメリットを活かすことができるということもわかっています。
感情表現のボキャブラリーが減ってしまうと、その不安からメリットを活かすこともできなくなるし、それをコントロールすることもできなくなるということも、この研究でわかっています。

ネガティブもポジティブも捉え方次第

日本ではメンタルの病気と考えられている統合失調症は、アフリカやインドでは神の声を聞くことができるシャーマンだと考えられています。統合失調症になった人は幻聴が聞こえたり誰かに監視されているような不安に襲われたりするといわれますが、アフリカやインドでは実際には統合失調症にかかっただけであっても神の声が聞こえるようになったとポジティブに捉えるのでネガティブな感情や不安に襲われることが少なかったそうです。
つまり、統合失調症レベルのものであっても、捉え方次第でネガティブにもポジティブにも繋がるわけです。

不安のメリットと、なぜ不安なのかを考える

2013年のハーバード大学の論文では、不安を感じている時にリラックスしようとしても意味はなく、不安は自分がやる気になっている証拠で、チャンスだからこそ不安を感じるのだからこれは自分にとってチャンスであるということを体も理解しているから不安という感情を作り出しているのだと考えた方が人前で行うスピーチの出来も良くなったということがわかっています。

不安をネガティブに捉えるよりも不安がもたらしてくれるメリットを考えたり、不安がなぜ起きるのかを考える方が、不安を活かすことができます。

緊張したときは

不安に近い感情でスピーチの前や試験・面接の前に胸がドキドキしてしまう「緊張」がありますが、これも同じ使い方ができます。

心臓がドキドキしているのは、心臓が一生懸命身体中に血液を送って自分の行動力や力をアップさせようとしてくれているんだと考えるようにしてください。
そして、深呼吸をするときは吐く方からおこなってください。ギリギリまで吐くと吸うのは勝手にしてくれます。吐く方から意識して吐ききれば深く深呼吸ができるようになります。過呼吸になってしまうのは吸うのが多くなって吐ききれていないから呼吸が苦しくなるわけです。
基本的に吐いているときはリラックスできて、吸うときには緊張しているので、吐く時間を長くすれば長くするほどリラックスできます。だから吐く時間を長くしてゆっくり続けていると徐々に落ち着いてきます。
呼吸というのはメンタルのコントロールには非常に良いものです。

ネガティブな感情をもっと活かしていきたい方は、生放送講座もチェックしてみてください。

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