この知識はこんな方におすすめ
- 自粛ストレスを和らげたい
- ストレスに強くなりたい
自粛ストレスを和らげる食材とは?!
皆さん自粛中で、何かとストレスが溜まりやすいとか、イライラしてしまうという人も少なくないと思います。
そんな自粛ストレスを和らげてくれる食材について今回は紹介させてもらいます。
特別凝ったような料理ではありません。
できるだけシンプルな料理の方が本来は食材の持つ栄養も吸収しやすくなります。今回紹介する食材を軽く焼いたりして食べるだけでも、自分ストレスを和らげる効果があります。
今回はそんな皆さんの自粛ストレスを和らげる晩御飯に使える食材について紹介させてもらいます。
これは特定の食材だけではなく、組み合わせることによってより効果があるというものになります。
ストレスに弱くなってしまう人はいます。
例えば、自粛中でストレスに弱くなってしまったという人は、外に出ないことで日光を浴びる機会が減ったとか、生活リズムが崩れてなかなか眠れなくなったとかあると思いますが、食べ物の変化の影響というものも結構大きいものです。
実際に、鬱に関する研究でも、特定の栄養素が不足することによってメンタルが落ち込みやすくなったり、ストレスに弱くなってしまうということが起きる可能性が示されています。
では、何を食べればいいのかというと、実は、アルギニンとリジンという2つのアミノ酸が不足すると鬱になりやすいという研究がありますので、これらを含んでいる食材を毎日一定量だけでいいので食べるようにすると、余計にストレスを抱えなくて済むようになると思います。
必須アミノ酸:アルギニンとリジン
このアルギニンとリジンは必須アミノ酸と言われるもので、体内では合成することのできないアミノ酸です。
アミノ酸と言われると、自分はサプリで摂っているから大丈夫という人もいますが、基本的には栄養素というものは食べ物から摂った方が絶対にいいものです。
僕もサプリを使いますが、それは食べ物からでは摂りにくいものであったり、特定のハーブなどで、特定の効果を考えて使う場合だけです。
アルギニンやリジンは、コスパを考えても絶対に普通にスーパーで売っている食材から摂るようにした方が間違いないと思います。
吸収効率を考えてもそちらの方がいいです。
そんなアルギニンとリジンが豊富に含まれている食材を紹介しておきます。
このアルギニンとリジンは靭帯の修復や体を成長させる時に欠かせないアミノ酸で、これが不足するとストレスに弱くなると言われています。
最近ではアミノ酸セラピーというものもあり、アミノ酸をたくさん摂ることによってメンタルを整えようというようなセラピーもあるぐらい、注目されている物質です。
例えば、2017年の実験を見てみると、1日にアルギニンとリジンを2.5グラムずつ飲んだところ、11%も不安感が改善していたということが確認されています。
この実験ではサプリを使っていますが、食材であればもう少し効果も高いのではないかと思われます。
エビデンスとしては限定的ではありますが、それぐらいでイライラや不安感が減少する可能性があるのであれば、使えるのではないかと思います。
ちなみに、この不安感が11%減少するというのは実際には結構な違いですので、ぜひ食材として取り入れていただけたらと思います。
肉・豚肉・サバ・カツオ
このアルギニンとリジンをどんな食材から摂ればいいのかというと、基本的には、必須アミノ酸ですから肉類や魚介類に含まれてはいます。
であれは何を食べてもいいと思う人もいると思いますが、値段が安くて調理もしやすく、より効率的にアルギニンとリジンを摂りたいのであれば、鶏肉・豚肉・サバ・カツオがおすすめです。
鶏肉や豚肉であれば割と安く買うこともできますし、サバであれば青魚ですからオメガ3も豊富に含まれていて、オメガ3を摂ると頭が良くなるとも言われていますので、そんな効果も合わせて考えるのであればサバがいいとは思います。
ですから、基本的には肉としては鶏肉などを意識して食べるようにして、魚としてはサバもしっかり食べるようにするというのがいいのではないでしょうか。
もちろん、僕の料理チャンネルでよく紹介しているような低温調理を取り入れてもらえれば、より効率よく栄養素を取り入れることもできるとは思いますが、鶏肉・豚肉・サバ・カツオをしっかり食べるようにしてみてください。
ちなみに、サバは鯖缶でも大丈夫です。
鯖缶は真空にして加熱調理していて栄養素が壊れにくいので、料理が面倒だという方は鯖缶を買ってきて温めるだけでもいいと思います。
サラダにかけて食べても美味しいと思います。
食べる量については、もちろん鶏肉・豚肉・サバ・カツオで、アルギニンとリジンの含有量は違いますが、大体1日に100グラムから200グラムぐらい摂れば良いとされていますので、鶏肉や豚肉など肉をメインに食べる人であれば、それを軽く1枚ぐらい食べるようにすれば足りますし、鯖缶であれば商品にもよりますが1缶に100グラムぐらいは入っていると思いますので、それをひとつ普段の食事にプラスするだけでも十分だと思います。
こう考えると簡単に続けることができる気がするのではないでしょうか。
ぜひ試してみてください。
マグネシウムと組み合わせるとより効率的
より効果を上げる方法もあります。
このアルギニンとリジンをより効率よく吸収する方法です。どうせ食べるのであれば、効率よく栄養を吸収したいものです。
特に女性の場合には、たくさん量を食べることができないという人も多いと思います。
そのような場合には、できるだけ栄養の吸収効率を上げることを考えた方がいいです。
おすすめとしては、マグネシウムと組み合わせるようにしてください。
マグネシウムとアルギニン・レジンを組み合わせると、より吸収効率が上がりますので、マグネシウムというと、わかめや昆布などの海藻と一緒に食べるようにしてください。
わかめの味噌汁と鯖缶でもいいですし、味噌汁も面倒だという人は、ふりかけのようにご飯にかけることができるわかめがあると思いますので、それをご飯にかけて鯖缶と一緒に食べるというのでもいいと思います。
料理が面倒な人にも簡単な方法もありますので、皆さんも普段からストレス対策に使えるような一品を食事に加えるようにしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、鯖缶は何でもいいと思いますが、 おすすめの鯖缶も紹介しておきますので、興味がある方はチェックしてみてください。
アルギニンとレジンはサプリでも売っていますが、食材で十分に摂ることができますし、その方が安いし吸収効率もいいので、これに関してはサプリは買わなくていいと思います。
ストレス対策と逆境力のおすすめ
今回は、こんな食事で自宅で自粛中のストレスに強くなるための方法を紹介しました。
ストレスといっても、少し出かけられないぐらいのストレスであればいいけれど、今後仕事がどうなっていくのかが分からないとか、お店などを経営されている方は、営業もできないのでこの逆境をどう乗り越えたらいいのかがわからないという方も多いと思います。
今回紹介した食材からストレス対策を考えるということもぜひ行ってもらいたいですが、それ以外でも、人類がコロナに勝利した時に自分たちが飛躍するためにも、逆境力を高めて、逆境から抜け出すための力も高めておいた方がいいと思います。
今回のおすすめの動画として、そんな逆境に強くなるための方法を解説した2つの動画を紹介しておきます。
まずは、「逆境力の高い人の10の特徴」です。
人間ですから逆境に陥らないということは無理です。人は挑戦しているからこそ逆境に陥るものです。
ただ大事なのは、逆境に陥ってそこに長く留まってしまう人と、逆境からすぐに抜け出す人がいるということです。
この逆境からすぐに抜け出す人はどのようなことをしているのかということを研究者が調べた結果、逆境力の高い人に特徴的な行動が見えています。
そんな行動をまとめて解説した内容になっています。
そしてもうひとつは、「悲劇的逆境から立ち直るための7つの習慣」です。
コロナの影響のせいでお店をたたまなくてはいけなくなったとか、仕事を解雇されてしまったとか、離れ離れになって大事な人と別れてしまったとか、自分の中でこれは悲劇だと思えるような逆境から立ち直るためには、違うアプローチが必要になります。
そんな悲劇的逆境から立ち直るための習慣について解説しています。
これは習慣ですから続けてください。別に今悲劇的逆境に陥っているわけではないという人も、この習慣をあらかじめ身につけておくと、万が一悲劇的逆境に陥ったとしても立ち直るスピードが早くなります。
普段から行っておくことが結構重要ではあります。
ぜひチェックしてみてください。
今回のおすすめの本は2冊あります。
まずは、『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』です。
これは100種類のストレス解消テクニックが載っているというあまりない本です。
皆さんは100種類もストレス解消法を持ってはいないと思いますが、ストレス解消法というものは不思議なもので、それをたくさん持っていれば持っているほど、それが自分はこれだけストレス解消法になるものを持っているという自信になり、自然とストレスに強くなるということが分かっています。
そのストレス解消法をしなくても、それを知っているというだけでストレスに強くなることができますので、気軽に読むだけでもストレスに強くなれる本です。
2冊目の本が『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』です。
これはストレスというものが僕たちにとって悪いものではなく、味方につける方法があるということを教えてくれる本です。
ぜひチェックしてみてください。
リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17510493/