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【オンラインも対応】心理学が教える面接必勝法

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面接では能力よりも大事なものがある!

今回は面接についてですが、最近はオンラインでの面接も増えてきていると思うので、オンライン面接にも対応できる心理学的な面接必勝法について解説させてもらいます。

面接となると緊張したり苦手だという人も結構いると思いますが、実は面接はかなり表面的なことで決まってしまうので自分の能力や価値が結果を決めると考えない方がいいです。
自分の能力だと考えてしまうと無駄に落ち込むと最初のゲートを突破する事が出来なくなります。
面接は最初のゲートにしかすぎないので、そのゲートを突破した後に自分の能力をアピールすればいいだけです。
自分の能力が判断材料になるのは会社に入ってからですから、会社に入る前では意外と外見にこだわったりする方が評価されることもあります。

人間の能力はどこで判別されるのか?

人間の見た目に関する研究の第一任者でアレクサンダー・トドロフ博士という方がいます。
その方の研究を元に解説させてもらいます。
ちなみにこの博士の本はかなり面白いのでこちらもチェックしてみてください 。

\トドロフ博士の本/
第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?

人間の第一印象について、博士は人間の能力はその人の外見をどこで判断されるのかということを調べてくれています。
細かい実験の内容については省きますが、9つの実験を通じて人間の服装や外見が相手に与える影響を調べています。
さまざまな服装を着た人の写真をたくさん用意して、実験の参加者にはそれらを見てもらい能力が高そうな人を選んでもらいました。

そこから4つの気になる事実が見えてきました。
これを知っているか知っていないかで面接の成功率は大きく変わると思います。

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結果その1 :0.1秒で能力を判断される?!

人はその人の性格や能力をわずか0.1秒で判断しているようです。
僕たちは初めて会った人に対して、その人の顔や見た目から性格を予想したり服装からそれまでの経験を想像したりすると思います。
ところが、この実験のようなたくさんの写真から判断したり面接のような場面では、わずか0.1秒で能力を判断しているので、外見の第一印象だけで評価されるということです。

結果その2 :高そうな服を着ている人の方が圧倒的に有利?!

そして、服装については高そうな服を着ている人の方が圧倒的に有利だったそうです。
高そうな服を着ている人は写真上であっても能力が高そうだと判断されたわけです。

ということは、皆さんは面接の前に履歴書を送ると思いますが、その時に撮る証明写真にも気を配った方がいいようです。
上半身のかなり上の部分しか写りませんが高そうな服を着て証明写真を撮った方がいいです。

さらに、オンラインでの面接の場合もカメラに映らない下半身は少しぐらいだらしない服装であっても、カメラに映る部分だけは服装にかなりこだわった方がいいです。
ある意味、全身高級な服を身につけるよりも、下半身にはお金を使わずそのぶん上半身を綺麗に着飾った方が有能だと判断されやすいわけです。

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結果その3 :研究者が実際には裕福な人だと伝えても外見的裕福さを基に能力を判断した

外見の第一印象で能力を判断する傾向は、研究者が見た目は残念な人であっても実際にはとても裕福な人だと伝えても変わりませんでした。
実際にその人が裕福なのかどうかは別として、その瞬間高級な服を着ているかどうかだけで能力を判断するということです。

言葉で説明されても外見に対するバイアスの方が影響が大きくなります。
服装を変えるだけでその人の印象がかなり変わって、その影響は言葉でいくら説明されても変わらないということです。

結果その4 :同じ人が違う服を着ると有能さの判断は変わる?!

同じ人が違う服装をしたパターンもこの研究では調べてくれています。
その結果、同じ人が違う服を着るとその人に対する有能さの判断は変わりました

理由 :人は他人の裕福さに敏感!

結局のところ、人は相手の能力を判断する時に外見だけでかなり判断していて、特に服装の影響が大きいようです。
これは人間の本能によるところが大きくて、人間は他人の裕福さにとても敏感です。

誰かがとても稼いでいるとか、誰かが破産しそうだというようなニュースが好きな人は多いと思います。
これは人間の本能による影響で、それによって相手の能力や性格を判断してしまいます。
相手が言っていることが本当なのかどうなのかというようなことまで、相手の外見から感じる裕福さを元に判断しています。

しかも恐ろしいのはこのバイアスは追加情報を与えても変わらないということです。
いくら追加情報を与えてもバイアスの影響は変わらない上に、相手を正確に見抜くことができれば金銭的なインセンティブがもらえるとなっても変わりませんでした。
外見で判断せずちゃんと相手を見て欲しい、それができれば報酬を出しますと伝えてもバイアスの影響を逃れることはできませんでした。

面接は外見をハックした人が勝つ!

面接では、そのスーツは一生着ると思って本当に高いスーツを買うか、絶対に通りたい面接であればその時だけレンタルしてください。
先輩に借りるというのでもいいと思いますが、出来る限りそこに注力してください。

ちなみに、メガネをかけるだけで頭が良さそうに見えるという研究もありますので、メガネをかけて面接に行くことでプラスになる可能性が高いです。
もちろん、他にも髪型や持ち物とかも重要です。
一般的に頭がいい印象を持たれるようなものをいろいろと試してみてください。

結局のところ外見が重要だということでしたが、外見から判断される値踏みの影響を超える面接や就職で必要な能力というものもあります。
就職や転職での成功を決める7つの力がわかっています。
これについては今回のおすすめの動画で解説していますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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リサーチ協力:パレオチャンネル

参考:https://www.nature.com/articles/s41562-019-0782-4

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