この知識はこんな方におすすめ
- 筋肉痛を和らげたい
- アレルギーを改善したい
実は、筋肉痛とアレルギーには共通点があります
なぜ筋肉痛に効くものがアレルギーに効くのか、逆に、アレルギーに効くものがなぜ筋肉痛に効くのかと考える人も多いと思いますが、両方に共通しているものがあり、それは体の炎症です。
ですから、その体の炎症を改善してくれる効果のあるものを取り入れることによって、その両方をカバーすることができるのではないかと考えられます。
体の炎症を抑えるという点で考えた時には、やはり腸内細菌が重要なのだろうと考える人もいると思います。
もちろん腸内細菌について考えることも重要ですし、体の炎症を抑えるということは頭の回転が速くなったり肌が綺麗になったり、当然体内の状態が良くなりますので老化を防ぐ効果があったりたくさんのメリットがあります。
そんな中でも僕が最近特に重要視しているサプリについて今回は紹介させてもらいたいと思います。
まず結論から言うと、クルクミンです。
「クルクミン」
クルクミンはウコンの成分になりますが、クルクミンの効果については様々な研究が出されています。
まず、間違えて欲しくないので最初に言っておきますが、クルクミンがウコンの成分なのであれば、よくコンビニなどにも売っているウコンのサプリやドリンクなどを買えばいいと考える人もいるかもしれませんが、それはまったく話が違ってきます。
クルクミンは選ぶのがとても難しくて、普通のウコンというものはそれを飲んでもほとんど体に吸収されません。
クルクミンは選び方や飲み方がとても重要ですので、今回はそれも含めて解説したいと思います。
体の炎症を抑えてくれるということは様々な効果に繋がるわけですが、そんな中でクルクミンが筋肉痛に効果があるという研究がありました。
僕は毎日ノルウェー式のHIITでトレーニングをしていたので、結構強烈な筋肉痛に悩まされていました。
長い時は80分ほどもし続けていたので夜中に痛みで目が覚めてしまうぐらいになっていました。
僕の場合はプラシーボ効果も当然あるとは思いますが、これも最近ではほとんどなくなりました。
クルクミンで筋肉痛が軽減?!
今回参考にしている研究ではランダム化比較試験を行い、18歳から39歳の男性19人を対象に500 mg のクルクミンまたはプラシーボのカプセルを1日に3つ飲んでもらいました。
それを28日間ほど続けてもらいチェックしています。
ここでは筋肉痛への影響を調べるために225回の片足座りを1分間に15回のペースで繰り返すということを行っています。
結構ハードなトレーニングを行ってもらった上で、筋肉痛の痛みや体内の酸化ストレスと炎症、血液マーカーをチェックして、クルクミンが体内にどのような影響を与えているのかということを調べています。
その結果、クルクミンを飲んでいたグループは体内のクレアチンキナーゼのレベルが低くなっていました。
このクレアチンキナーゼのレベルが低いということは、簡単にいうと筋肉へのダメージが少ないということになります。
ですから、実際の体内の数値をチェックしても、クルクミンは筋肉痛からのダメージを和らげてくれる効果がある可能性が高いわけです。
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ちなみに、筋肉痛にならないと筋トレをする意味がないということを言う人もいますが、それははっきり言って嘘です。
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筋肉痛、実は無意味であることが明らかに
筋トレをしたり運動をした時に、筋肉痛になって、痛いけれどこの筋肉痛のおかげで筋肉がついているに違いないと考えることはあると思います。これについて科学的な根拠があるのだろうかということを考えたことはありますか?
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実は、筋肉痛と筋肉の発達には現状相関は確認されていませんので、筋肉痛が起きたからといって筋肉が発達しているわけではありません。
普段使ってない筋肉を使うと筋肉痛になるというだけです。
体内の炎症やアレルギーには?!
この実験では、クルクミンには筋肉の痛みを減少させる効果があったわけですが、体の炎症や酸化ストレスに関するマーカーには影響がありませんでした。
そうなると体の炎症に効果があるというのは間違っているのではないかということになります。
これは僕の考察ですが、他の研究ではクルクミンが体の炎症に効果があるというデータが示されているものも結構ありますので、おそらくはその点ではクルクミンはかなり長期で使わないと効果が出ないということなのではないかと思います。
おそらくクルクミン自体が体の炎症に直接すぐに改善するということではなく、その効果は徐々に改善されていくものなのではないかと思います。
この実験では28日間の追跡ですから、筋肉痛が和らいだり効果が出始めているのでしょうが、体内の炎症を改善したりアレルギー対策として考えるのであれば、結構長期的に使う必要があるのかと思われます。
ですから、僕もクルクミンはスタメンサプリとしてずっと続けて飲むようにしています。
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選び方と飲み方のポイント
今回のおすすめアイテムとして、参考としてこのようなものがあるという意味でいくつかリンクを入れていますが、選び方としては高吸収なクルクミンを選ぶということが重要です。
吸収効率を上げるための加工がされているものがありますし、クルクミンは本来水に溶けるものではありませんが水に溶けるレベルまで加工しているものが一番強力だと思います。
これは吸収率が40倍近くまで上がっていますので最強ですが、これは結構高いので値段なども考えた上でのおすすめとしてはC3コンプレックスぐらいがいいのではないかと思います。
いずれにしてもクルクミンを試してみようと思う場合には吸収効率を高めるための加工がされているのかという点だけはチェックするようにしてください。
クルクミンは体の炎症やアレルギーの軽減には効果があると言われていますので、腸内環境から改善していくという意味でも使ってみるのはいいと思います。
油と混ざってあるクルクミンもありますが、そうではないクルクミンの場合には油と一緒に摂るようにしてください。
サラダにオリーブオイルをかけて食べる時に一緒に飲むとか、油と一緒に摂らないとクルクミンの効果がうまく機能しないということがあります。
クルクミンの推奨量としては、この実験では筋肉痛の軽減のために1日1500 mg のクルクミンを摂取していますが、これは結構多いぐらいだと思います。
1日1000 mg ぐらいを目安にご自分の体と相談しながら試してみるといいと思います。
炎症対策のためのおすすめ
今回のおすすめの動画としては、炎症対策のためにはサプリでなくてもやはり食べ物から考える方が重要だと思いますので、そんな炎症対策にもなる食材の選び方について解説した動画を紹介しておきます。
知識のNetflix Dラボは、今なら20日間無料で使うことができますのでぜひチェックしてみてください。
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さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
※サプリはあくまで一例
リサーチ協力:パレオチャンネル
免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31025894/