1ヶ月で自分を変える方法があります。
あることを1ヶ月することで人生が大きく変えるだけの自信がつくという興味深い研究があります。
Dry January
サセックス大学が行なっているキャンペーンのようなものがあり、それをもとに紹介させてもらいます。
Dry Januaryというキャンペーンで、イギリスでは有名なキャンペーンで1月だけはお酒をやめましょうというものです。1ヶ月だけお酒をやめることで、人生に大きな変化をもたらすだけの自信がつくというもので、理屈を知ってさえいれば、お酒は飲まない人も別の方法で活用することができます。
サセックス大学の研究では、1ヶ月禁酒するだけで、睡眠の質が上がり貯金は増え体重は減りいいことばかりだということが分かっています。
1月の1日から31日まで完全にアルコールを飲まないというルールを作り、これによりかなりの人数の方々がアルコール中毒を克服したということです。
このDry Januaryに参加した800人の人達のデータをまとめて調べたものです。
その結果、1月だけお酒をやめて2月から普通にお酒を飲めるようになっても、週に4.3杯飲んでいた人が3.3杯しか飲まなくなりました。リバウンドもせずにお酒の摂取量が減ったということです。さらに、1日の摂取量が8.6ユニットから7.1ユニットに下がりました。酔いつぶれるような日が月に3.4回あった人も2.1回まで減りました。
1ヶ月の禁酒に成功した人は、その後も自然とアルコールの摂取量が減ったり禁酒に成功している人が増えているということです。
アルコール以外の大きなメリットも!
自分は別にお酒をそんなに飲むわけでもないし、関係ないと思う人もいると思いますが、アルコール以外のメリットもあります。1ヶ月自分がお酒をやめることができたという自信が、人生に大きな変化をもたらしたということが分かっています。
この参加者たちの・・・
83%の人達は、自分が頑張れたという達成感を感じて
88%の人達は、貯金の量まで増えて
80%の人達は、自己コントロール感も増して
71%の人達は、睡眠が改善し
70%の人達は、健康的になり
67%の人達は、活力が増え
58%の人達は、体重が減り
57%の人達は、集中力が増え
54%の人達は、肌質まで改善した
ということです。
ただ単にアルコールをやめたことだけのメリットではなく、自分自身の行動を自分でコントロールする事が出来るんだということに対する自信が、様々な面での人生に起きるメリットにつながっているということです。
1ヶ月が人生を変えるための足掛かりに
つまり、Dry Januaryは、人生を変えるための足掛かりになるということです。
お酒でなくても1ヶ月だけ何か自己コントロール力を発揮しないといけないことを止めるというルールを作って、1ヶ月自分の行動を変えるだけで、その先の残り11ヶ月の行動に対しても良い影響が出るということです。
これを続けることで人生を変えるだけのセルフコントロール能力が身につくのではないかということが示唆された研究です。
別の中国で行われた研究でも、普段からアルコールをもう一杯飲みたいなと思ってもやめる習慣を持っている人は、セルフコントロール能力が高くなるという結果が出ています。
お酒を飲まない人も、なかなかやめられない習慣を1ヶ月止めるようにしてはいかがでしょうか。例えば、つまみ食いや、ついつい筋トレを怠けてしまう、ラーメンを食べたり夜更かししてしまうとか、なかなかやめられない習慣を一つ決めてもらい、それを1ヶ月だけ頑張って我慢するということをしてみてください。
それだけでも残りの11ヶ月が有効に使える可能性が増えてきます。それが人生を変えるような大きなチャンスにつながることもあるはずです。
根本的に人生を変えたい人におすすめの動画
Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
Reference:https://alcoholchange.org.uk/get-involved/campaigns/dry-january