簡単ですが効果の高い承諾誘導のテクニックを紹介します。
本音は唇に表れる
唇の周りの筋肉:口輪筋がリラックスしていたらYES、緊張していたらNOです。
口を閉じてこわばっていたら、納得していない、もしくは自分が喋りたいと思っている可能性が大です。
リラックスしているようでしたらその話題を掘り下げていくと良いわけです。
説得率が4.5倍に上がる方法:フット・イン・ザ・ドア
最初に小さなお願いをして、少し時間をおいてから本来したかったお願いをすると説得率が17%⇒76%となるという実験がありました。
アメリカでボランティアが自宅を訪ねて交通安全の看板を建てたいとお願いします。そうすると17%の確率で看板を建てさせてくれました。
ところが、そのお願いをする2週間前に小さなシールを貼るお願いをして回りました。シールぐらいならと多くの方が貼らせてくれました。そして2週間後に貼らせてくれた方のところに看板のお願いをしに行ったところ76%の方が承諾してくれました。
小さなお願いは関連性がなくとも効果があることがわかっています。
人間は小さなお願いに協力したことで自分を良いことをした人だと思います。そして自分のイメージの一貫性を守ろうとしがちなんです。
大きなお願いをしたいときは、まずは小さなお願いをして、感謝をしっかり伝えた後に2週間ほど時間をおいてから大きなお願いをするようにしてください。
断らせると2.94倍YESと言いやすくなる:ドア・イン・ザ・フェイス
最初に相手が断りそうな無理難題を言っておいて、断られた瞬間にお願いをすると2.94倍も承諾してくれやすくなるという方法です。
社会心理学者のロバートBチャルディーニ氏の実験で、大学生に非行少年の引率ボランティアを頼みます。普通に頼むと17%の承諾を得ました。ところが週2時間のカウンセリングを2年間行う依頼をまずして断らせてからお願いすると50%もの人が承諾してくれました。
フット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェイスを組み合わせて使うことも効果的です。
2万人の調査でわかった最強の説得術BYAFメソッド
皆さんが普段の交渉の最後にある1行を入れるだけです。1行入れるだけで説得率が倍に上がります。
BYAF:But You Are Free(ですが、あなたの自由です)
相手の自由意志であることを強調すると説得率が倍に上がるということが西イリノイ大学の研究でわかっています。
ぜひ参考にしてください。