先延ばし癖を直す意外な方法です。
先延ばししてしまうことはありますか?
この先延ばしは色々なことが原因で起こりますが、先延ばし癖を直す意外なテクニックを一つ紹介させてもらいます。
ウィルパワー(意志の力)を鍛える
なぜ先延ばしが起きてしまうのかというと、自分をコントロールする能力が低いと先延ばしは起こりやすくなるものです。
ですから、先延ばし癖を直したいのであれば、いわゆるセルフコントロール能力を鍛えることが大事です。これは心理学でウィルパワー(意志の力)と言われているものです。
この意志力を鍛えるためには色々なトレーニングがあります。瞑想や習慣化など色々なテクニックがありますが、今回は確実性が高い方法を一つ紹介します。
定期的な運動で・・・
なんと、ジム通いで意志力が手に入るということが分かっています。ジムに行かなくても理屈さえ分かっていれば自宅でもできる方法でもあります。
2006年のマッコーリー大学の研究によるものですが、運動することで意思力が身につくなりことが分かっています。
運動不足の男女24人を集めて2ヶ月ほどジムに通ってもらうという実験を行いました。その間の全員のストレスレベルやアルコールの摂取量、約束や自分で決めた目標などをどれぐらい守れたかというようなことを記録してもらいました。ジムに通ったことによってセルフコントロールレベルがどれくらい変化したかという事を調べました。
その結果、2ヶ月ジムに通うだけで、誘惑に抗える確率がアップし、忍耐力も上がり、先延ばしも減って自分の感情をコントロールするのも上手くなりました。アルコールやタバコ、カフェインの摂取量が減ったということも起こりました。さらに、衝動買いも減り貯金まで増えるということまで起こり、ジャンクフードを食べることが減り野菜を食べる傾向が高くなりました。テレビを見る時間が減り勉強や自分の成長のために時間を使うことが増えて、遅刻することも減ったということです。
定期的なエクササイズを行うことによって、人生の大半を支配していると言われているセルフコントロール能力が上がるということが分かったわけです。
週にたった1回だけで!?
とはいえ、ジムに2ヶ月も通うのはしんどいと感じた人もいると思います。
通う回数としては8回で十分だということです。
この実験では、全ての参加者が「週にたった一回」ジムに行くだけ、週に1回のエクササイズを習慣化するだけで、これだけの効果が確認されたわけです。
ちなみに、運動の種類は問わなかったそうです。
スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル博士も言われていますが、人間の脳は運動をそれほど区別していないので、筋トレでも有酸素運動でも、HIITでも、自分の好きな運動すればいいということです。
回数や運動の種類は問わず、決まった日に定期的にエクササイズを行うというだけで、意志力は上がるということです。
運動自体は、もちろん身体に良いものですし、寿命を伸ばしたり頭の回転を速くしたり幸福度を上げてくれるものです。その運動を定期的に行うことで意思力を伸ばすこともできるわけです。
週に1回ぐらいの運動をするぐらいではダイエットの効果もないからやめておこう・・・ではなく、週に1回の運動からまずは始めて意思力を身につけましょう。それから、更なる運動習慣を身につけようとか、自分の将来の為の勉強をしようとすればいいのではないでしょうか。
ウィルパワー研究で有名なロイ・バウマイスター博士も、人間のセルフコントロール能力は気づかないうちに上がるものだと言っています。気が付いたら自分が当たり前のようにやるべきことをやっているようになるものですから、まずは週に一回でいいので2か月ぐらい自分で決めた運動を定期的に行ってみてください。
それにより先延ばし癖が直るはずです。
先延ばしのタイプ別の対策動画
カルガリー大学の研究でわかった先延ばしの本当の原因とは ~先延ばしするかどうかを見分ける性格テスト
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1522300134
Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
Reference:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17032494