お金・ビジネス

やる気とやりがいの科学的高め方

2019年2月8日

DaiGo MeNTaLiST

やる気ややりがいをどのように高めていけばいいのか?
仕事に対するやる気ややりがいは自分自身にとってもチームを運営している人はそのメンバーに対して気になる人はいると思いますが、僕たちはどんな事にそれを感じるのでしょうか。

好きなことを仕事にしようとかよく聞きます。好きなことを仕事にするのは良い事ではありますが、好きなことを仕事にしたからやりがいが生まれているわけではなく、たまたま手にした職業であってもやりがいを感じることはあります。
どちらかというと、自分がやりがいを感じる仕事を探すというよりは、自分がしている仕事にやりがいを見出していく方が効率的で合理的だということがわかっています。夢や情熱を追いかけても自分にとっての天職ややりたい仕事が見つかるわけではないということです。子供の頃からの夢を叶えた野球選手のように天職を見つけている人もいますが、基本的にはそこに人生の目的を持っていたわけではなく偶然に就いた仕事にやりがいを見出し天職になったことが多いです。
僕はメンタリストになり、(もはやメンタリストと言えるかどうかはわかりませんが 笑)とてもやりがいを感じていますが、最初からこれを探していたわけではありませんし、ほとんどの人はそうではないと思います。
野球選手や起業家で小学校の卒業アルバムでもその夢を書いてずっと目指して実現している人もいるし、やはり一貫性が大事だという人もいますが、全国の小学生の卒業アルバムを集めたとしていったい何人が野球選手になりたいと書いていてそのうち何人が実現しているでしょうか。それらは子供が書きやすい夢というだけであって、例えば今ファイナンシャルプランナーになっている人が子供の頃からファイナンシャルプランナーを目指していたというのは少ないと思います。それは、ただ知らないからです。知らない職業は夢の対象にはならないわけですから。

仕事のやりがいとは?天職とは?

では、仕事のやりがいとは何なのか?
たまたまとか偶然見つけた仕事でやりがいを見出したり天職になるというのであれば、僕たちが感じる仕事に対するモチベーションや高揚感はいったい何なのかという事を調べた研究があります。

2007年のメタ分析で過去に行われた259件の職業研究から20万人超のデータを取り出し統計処理したというものがあります。
結論としては、好きな事を仕事にしたかどうかよりも、仕事を決めるにあたっての重要になる要素は5つあり、その5つを満たしていればどんな事でもやりがいは見えてくるし、そのやりがいを継続して感じる事が出来れば天職になります。僕たちが仕事に対してやりがいを見出す事に繋がるような行動を取れているのか?そんな着眼点を持てているのか?という事が大事という事です。
やりがいを見出せないという人は、やりがいの見つけ方をわかっていない可能性があります。その見つけ方を学ばないで、面倒なところに対して工夫もしなければ受け入れることもせず続けていては、いつになってもやりがいも天職も見つけれず仕事は辛いままです

僕もテレビに出始めた頃には、文句ばっかり言ったり天狗になっていた時期もありますが、あれはそのやりがいを見つける努力をしていなかったからだと思います。例えば、今やっている本の執筆や投資もライブ配信もそうですが当然面倒なことはあります。となると簡単です。面倒なことは知恵を使って極力減らして、これからご紹介するやりがいを見つける5つの項目に割く時間やそれを感じる時間を増やしていけば、どんな仕事でもやりがいのある仕事に変える事ができます。

重要な5つの要素

1.自治性

どれだけ仕事を自分でコントロールできているかという事がポイントです。コントローラビリティという事を以前紹介しましたがこれが大事です。自分の仕事をただの言いなりではなく自分である程度の責任感を持ったり自分で裁量権を持ってコントロールできているかという事が大事です。
僕の場合ではこの感覚はMAXです。組織に所属しなかったり起業する人は確かに怖いですがこの自治性を最大に感じられます。僕も少人数で仕事をしたいのは、大企業の社長とかであれば自治性MAXに見えますが株主もいますし、社員が多くなれば思うように動いてくれないことも増えて自分の思うように事は進まなくなるからです。

コントラービリティに関してはこれら参考にしてください↓

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2.多様性

仕事の内容に幅があるかどうかです。色々なバリエーションをもった仕事ができて様々なことに挑戦できるかどうかです。ですから、大事なのは自分はこれを仕事にしているからこれ以外はできないと決めつけるのではなく、自分にある能力を知りそれを活かす事ができる仕事を幅広く探し挑戦してみる事です。
僕はこれを才能のポートフォリオと呼んでいますが、僕だと知識欲や記憶力には自信があります。ではこの記憶力や知識量を活かす仕事に就けば良いとなりますから、どんな仕事があるのかと考えたら、起業のコンサルティングもできる、本も書ける、投資もできる、知識を紹介する動画配信もできる・・・となるわけです。
ただし、自分の能力はどこで認められるかはわかりませんから多様性をもっていろんな仕事に挑戦して、ダメなものはさっさと切ってうまくいったものだけを続けるようにしていけば良いです。人生には限りがあるものですから、誰かと組んで何かに挑戦するときも「ずっと一緒にやっていこう」ではなく「お互いに依存する事なく双方利益になるのであれば続けましょう、そうでないならばそこで終わりにしましょう」と最初からフェアな関係で始めるべきです。
多様性という点では、副業はおすすめです。

3.困難さ

簡単すぎると人間は飽きてしまいますので適度な難しさがある事が大事です。自分の中で段階に応じて目標を設定したり工夫をして常に進歩を考えるようにする事で、自分に少しずつ継続的に困難さを課すようにします。僕は仕事でも日常生活でも常に工夫しようとします。もっと手軽にもっと楽にもっと大きな効果を得るにはどうすれば良いのかを常に考えます。

4.フィードバック

自分の成果をはっきりと確認できる事が大事です。会議や大人数で何かすると誰の責任で誰の成果なのか今ひとつ分からなくなります。こんな自分の責任にも成果にもならないようなことにはやる気が無くなってしまいます。自分の動いた成果が良くも悪くも自分に返ってくるようにすることが必要です。

5.全体性

英語ではホールネスですが、簡単にいうと仕事の最初から最後まで自分が関わる事ができるかどうかです。生産ラインの一部だけをひたすらするとやる気は無くなってしまいます。全て自分でやるというのは現実的ではありませんが、関わる事が大事です。自分のしている事がその前後の工程の人やお客様にどう繋がっていて、誰を笑顔にしているのか?自分の仕事が遅れると誰に迷惑をかけてしまうのか?誰が悲しむのか?ということを知っておく事はとても重要です。

この5つの項目を極めていくとやりがいはあがっていきます。

結局「働きがい」とは?

この中でも特に影響が大きいのは全体性の「人の役に立っている感覚」がやりがいやモチベーションに対して重要です。人の役に立つと表現するときれいごとのように聞こえますが、これは「影響力」です。他人に対する影響力を自分が認識することが重要です。
自分のしている事が多くの人の人生を変えている、誰かの生活を変えている、便利にしている、誰かを笑顔にしている・・・何でもいいので自分のした行動がどのように他人に影響を与えているのかを知る事が最もやりがいやモチベーションを高めます

僕の場合では、例えばニコニコ超会議とかでニコニコを見て変わる事ができました!とかビジネスを始めました!とわざわざ会いに来て言ってくれる人がいるとモチベーションが上がるわけです。これで良いと思います。もちろん数字があがることも大事ですが、それによりお金が入ることよりもそれだけ多くの人に影響を与えていると考える事がモチベーションに繋がります。そんな仕事をしていただければと思います。

別の研究も紹介しておきます。1999年の調査でアメリカだけでなく世界的に同様の傾向が確認されています。ですから、人間は遺伝子に、他人のため、群のため、という事がモチベーションに高まるように刻み込まれているのかとも思います。文化的な差もないようで、やりがい研究の第一人者のエイミー・レズネスキー教授が97年に出された論文でも

天職を見つけるために一番大事なのは、どんな仕事に就いているのか?好きな仕事なのか?ではなく、自分の仕事や活動により自分のまわりの社会や世界を少しでもより良くする事ができているという信念こそが重要で、これこそが転職の定義だ。

と言われています。
実際にどれぐらいの影響力なのかや他の人に比べてどうなのかということは関係なく、そう自分がしている事を信じれるかどうかです。つまり、天職とは非常に主観的な問題であり、やりがいややる気も非常に主観的な問題という事です。

ペンシルベニア大学のアダム・グラントさんもおすすめしているのは、自分の扱っている商品やサービスを実際に使っているエンドユーザーに会う事です。
アダム・グラントさんが2007年に行った実験で、大学で寄付調達をしているスタッフの人たちに、自分たちが集めてきた資金で学びイキイキと学生生活を送っている学生たちに面会してもらったところ、面会せずにただただ資金集めをしたスタッフよりも激烈にパフォーマンスがあがり、電話での勧誘時間は142%もあがり結果得られる寄付金も400%も増えたというものがあります。それぐらい自分が影響を与えている事を知るとモチベーションがあがるという事です。

他にも2008年に行われたレントゲン技師に患者さんの写真を見せるという実験があります。普段はコントロールルームのような所にこもって看護師さんたちが患者さんに接しますが、レントゲンを撮るときに患者さんの写真を見せるだけでもモチベーションはあがりレントゲン技師の方々の分析レポートが29%も増えて診断の正確性は46%もあがったという結果が出ています。

お客様の声、現場の人たちの声を聞く事でこんなにも人間にパフォーマンスはあがります。
実際に、これを取り入れている企業もあります。フェイスブックではユーザーとの面談時間を設けたりと、エンドユーザーに会える機会を既につくっている企業もあります。自分たちがつくった商品がどのように使われているのか?どんなメリットを感じているのか?実際に使っている人たちに会ってそれを確認するのは良い方法かと思います。

世の中にはいろんな職業がありますし、どれが良いとか悪いということはありませんが、求人情報などに踊らされるぐらいならば、実際に自分の仕事がどのように誰に影響を与えているのかを知りやすい仕事に就いて天職にしていくのが良いのではないでしょうか。
そういう意味では、起業するのは誰のせいにもできませんが成果は自分に全て返ってきますし、影響も全て把握できますからモチベーションがあがるのは間違いないわけです。

ぜひ参考にしていただければと思います。

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