学生の方はもちろん社会人になっても勉強はすると思いますし、するべきものですし、勉強法については色々と紹介もさせてもらいました。
そんな色々ある勉強法の中でも、これを知れば次に勉強をする時にすぐにできる科学が認めるベストな勉強法5条件を紹介します。この5つの条件を満たすように勉強をしていただけたらと思います。
AsapSCIENCEという身近な科学を動画で紹介してくれているものがあり、そこで紹介されていたベストな勉強法9選からアレンジさせてもらいました。
1. 勉強の1回のセッションは20分から30分に区切る
集中力を考えて勉強時間を悩む人も多いと思いますが、勉強の一回のセッションは20分から30分に区切って細かくスパートをかけていくという方法が最も効果的だとされています。
人間の脳というものは多くの情報をまとめて処理するという能力を元々持っていません。ですから、一度情報を脳にインプットさせたら新しく情報を入れずに整理する時間をとらないと長期記憶として整理されません。
例えば、英単語を毎日5つずつを覚えてそれを1ヶ月続けようと思えばそんなに無理はないと思いますが、1日で150個の英単語を一気に覚えるとなると同じぐらいの個数であっても誰でも厳しいと思います。少しずつ確実に覚えていた方が覚えやすいのと同じように、人間の脳は情報を入れる時間と整理する時間を同時に行うことができません。情報を入れたら少し時間をおいてあげないと整理することができないから新しい情報をどんどん入れても同時に忘れていってしまいます。
実際に、人間の集中力も30分ぐらいから徐々に落ち始めて50分ぐらいでグダグダになるということも他の論文により分かっていますので、勉強は30分に一度ぐらいは区切るようにするのが良いかと思います。区切って何もインプットせずただぼんやりとしたり瞑想をするようにしてください。
記憶に残すのではなく一つの決まった作業ややるべき事を終わらせようというのであれば、集中力を鍛えている人なら50分ぐらいまでなら伸ばしてもいいかもしれませんが、頭に何かをインプットしようと思うのであれば20分から30分に一度は休憩を取って何もインプットしない時間を取るようにしてください。
2. セッションごとに明確なゴールを決める
20分から30分の1度のセッションごとにそのセッションで何をするかというテーマを決めてください。テーマを明確に決めておかないと人間の脳というものはうまく働きません。
習ったことや本に書いてあることを全部頭に入れようと思うと無理な話で、例えば、数学の公式を三つ覚えるとか、歴史でローマの成り立ちを覚える、英語で仮定法だけ覚える・・・というように一つの目的を明確にして一つのセッションに集中するようにしてください。20分から30分に一つの目的と考えるとたった20分から30分であっても長く感じると思います。僕の場合であれば、どうしても集中できる時と集中できないときがありますから、集中力がある時には30分、集中力がない時には20分で区切るようにします。そうすると、時間の使い方も上手くなり集中できるようになる上に、今やるべきことが明確になるので達成感も感じるようになります。
細かいゴールをたくさん作るようにして達成感を感じていくことがとても重要です。
長時間勉強してもそれを振り返った時に自分が何をできるようになったのか何が変わったのかということがはっきり分からなかったら意味がありません。
セッションごとに常に成長を感じられるセッションを積み重ねていくことが大事です。
3. サンクチュアリ(聖域)を作ってください
誰にも勉強されないような環境で、かつ、勉強には関係のないものは置かない場所を作ってください。部屋でもコーナーでもいいので勉強に必要なもの以外は視界に入らない場所を作ってください。自分の脳に対してここに座ったら勉強する、ここは勉強のためだけの場所なんだということを条件付けするようにします。
決まった時間に決まった場所で決まった方法で勉強するようにしたほうが人間の脳が働きやすくなります。
4. 教えるつもりで勉強する
これはニコニコでも紹介しましたが、とても強力な方法です。僕が大量の情報を覚えていられるのはこれが理由です。皆さんに教えるつもりで勉強をしていますし覚えるようにしています。先生の方が生徒よりも学習が進むという面白い研究もあるぐらいです。人間の脳は教える側に立った方が情報をより論理的にわかりやすく残りやすい形で整理して記憶しておくことができるものです。
習ったばかりのことを教えられないと思う人もいると思いますが、友達同士で組んでもいいのでお互いに学んだことを教え合うようなことをした方が勉強は進みやすいです。
例えば、二人でタッグを組んでA・B・C・Dの4つを覚えるとしたら、一人はA・B、もう一人はC・Dを勉強した後にお互いに教え合います。そうすると、初めて見聞きしたものであれば教わった方が楽ですし、教える側は教えようと勉強するようになるので効率的に覚えることができるようになります。
学ぶ側というのは情報の処理と吸収を同時に行わなくてはいけませんから、どうしても時間はかかります。ところが、教える側はアウトプットする時とインプットする時を上手に使い分けて脳が相手に教えるつもりになった時に記憶力が上がる性質もありますから、教えるつもりで勉強するというのはとても良い方法です。
5. テストを繰り返す
一番良い勉強方法はテストです。人間の脳はインプットをする時よりもアウトプットをする時の方が記憶が定着します。問題を解いている時に、勉強して覚えているはずなのになかなか出てこない時のように一生懸命思い出そうとしている時に一番のは働いています。それを思い出した瞬間に記憶は定着しやすくなります。この思い出せない苦悩が記憶を定着させるためにとても重要ということです。
ですから、テストが最強の勉強法です。模試でもいいですし単語カードなどでもいいと思います。僕と弟が作った「分散学習帳」という無料アプリを使っていただいても効率的だと思います。このようなものを使って覚えたかどうかのテストを繰り返すということが大事です。
2013年のデータですと、テストが結局は最強の勉強法だということが分かっています。テストの環境に慣れるとかメンタルが強くなるためにも、自分が知っているはずだと思っている知識と実際にそれを使って問題を解くという、知識と実践のギャップのようなものを理解しやすくなるということが重要です。
人間の脳というものは、教えられて受動的ににインプットするだけの受け身の学習ではなく能動的な使い方をしないとうまく働くようにはなりません。
まとめると、
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勉強は1回のセッションを20分から30分に区切る
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セッションごとに明確なゴールを決める
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勉強にしか使わない聖域を作る
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学んだことを人に教える
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何度もテストをする
これが科学が証明した今すぐできる5つの勉強方法のポイントです。是非参考にしてみてください。
効率的な勉強のためのおすすめ動画
忙しすぎる人のための超時短勉強法
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参考文献
https://www.youtube.com/watch?v=p60rN9JEapg