幸福学の見地をもとに悶々とした人生から脱出するための4つのポイントを紹介します。
悶々としている人生とは、やりたい事があるけれどできないとか、何かしたいとは思っているけれど何をしたら良いのか分からない、やりがいや生きがいを感じない・・・といったものですが、人間はやりがいを感じられないと幸福度は下がります。
お金があれば幸福かというとそんなことはないという話も何度か紹介していますが、お金があれば不幸を減らすことはできるけれど幸福度は上がりません。
では、幸福度を上げるためにはどうすれば良いか?悶々とした人生を脱出して自分が目標に向かって前進して生きている意味を感じる人生にするにはどうすれば良いのでしょうか?
今回紹介する4つのポイントを抑えてもらうと、かなり効果はありますので、プライベートでも仕事でもこれらを満たすように頑張ってもらいたいと思います。
1. 強みを活かして成長できているか
自己実現と成長の因子といい、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』でも紹介されていますが、幸福の第一因子と言われているものです。
自分の強みが何なのかが分かっていたり、これは人より上手いとか褒められる、自分はこれをしている時は生きている感じがするというようなことを活かして、自分が前に進んだり成長できている感覚があるかどうかが大事です。
さらに、自分がこれをできているかどうかを自分自身に問いかけることが大事です。
-
自分の強みを活かすことができているか?
-
社会の役に立つことができているのか?
-
誰かの役に立つことができているのか?
-
自分が成長している実感があるのか?
-
それは自分が何をしている時に感じるのか?
-
なりたい自分になれているのか?
メタ認知の観点で客観的に自分がなりたい自分になれているのかということをチェックすることが大事です。
自分の強みはなかなか自分では気づけないものですから周りの人や友達に聞いてみるのも良い方法です。
2. 感謝できる人、感謝される人と自分が人間関係をしっかり作れているか
自分が本当にお世話になっていると感謝できる対象を持つこと、そして、自分が誰かに感謝されているという感覚を持つことです。
僕の場合であれば、周りの人たちやスタッフに助けられて自由に過ごすこともできているので心から感謝しています。そして、皆さんから感謝のコメントやお便りをいただくと少しでも役に立つことができていると感じることもできます。
感謝する対象と感謝されている感覚が人とのつながりをもたらしてくれます。友達はたくさんいるのに幸せを感じられない人はこの感覚が足りないかもしれません。
-
誰かを喜ばせる事ができているのか?
-
自分を大事にしてくれる人がいるのか?
-
感謝できているのか?
-
人に親切にできているのか?
ということを確認して安定した人間関係を持つ事ができているのかをチェックするようにしましょう。
友人の数が多いことは幸福度にあまり関係がなく、どちらかというと友人の数よりも友人のバリエーションの方が重要だという事が分かっています。色々な職種・年齢・性別・・・様々なバリエーションの友人がいる方が幸福度は高くなります。
心理学では最近感謝の研究はとても進んでいて、感謝すると免疫力が上がり血圧が下がったり、ポジティブな感情が強くなり死亡率まで下がるという事が分かっています。
感謝の力についてはこちらも↓
-
-
コミュ力なくても効果絶大なLINEの送り方が判明
LINEの送り方です。 色々な人にメッセージや LINE を送ると思いますが、どのようなメッセージを送れば相手に好感を与 ...
続きを見る
3. 頑張ることである程度何とかなると思えるか
夢でも目の前の問題でも、頑張れば100%とまではいかなくてもある程度は何とかなると思えるかどうかが重要です。
すべての物事は自分が頑張ればある程度は何とかなると思う必要があるし、失敗したり悩むこともあるだろうけれどそれをずっと引きずることはなく、友達や家族とも喧嘩することはあってもお互い頑張れば何とかなるという感覚を持てるかどうかが大事です。
完璧を求めないようにしてください。
スポンサーリンク
4. 他人と比べずマイペースを保てているか
自分を他人と比べるとどうしてもマイペースを保てなくなります。あの人の方がお金を持っている、あの人の方がいい車に乗っている、あの人の方がいい服を着ている・・・ではなく、他人と比べず生きる事が大事です。
自分の失敗やうまくいかない理由を他人や環境のせいにせず、自分のせいなのはどこまでなのか?そして、自分が改善できるのはどこなのか?ということを考えるのが大事です。
僕たちは幸せになるために生きています。
やりたくないことをやらないといけない時もありますが、必要なくなれば捨てれば良いだけです。迎合する事が必要な時もありますが、それで基盤が出来たら好きに生きれば良いだけです。この迎合を続けているとある日自分にとっての幸せが何なのかが分からなくなります。
人間は幸せになれることを分かっているのに、どうしても錯覚やバイアスが影響を及ぼすものですから、皆さんは、これらの幸せの因子を意識してもらい悶々とした人生を突破してもらえればと思います。
参考文献