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30倍も頼みごとを聞いてもらえる【お願いのしかた】

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ
  • 相手のYESと言ってもらいたい大切なお願いがある
  • 説得率が上がるコミュニケーションを知りたい

説得率が30倍にもなる方法とは?!

今回は、皆さんが普段しているお願い事の説得率を30倍もアップさせてしまう強力なテクニックを紹介させてもらいます。

今回紹介する事を念頭に置いておいてもらうと、皆さんの相手は、なんと30倍も皆さんのリクエストやお願いを聞いてくれる可能性が高くなります
そんな最強の効果が期待できるお願いのテクニックになります。

人にものを頼む時にいつも断られるとか、人にお願いして断られて自分が嫌な気分になるぐらいであれば、頼まずに自分でした方がいいのではないかという人もいると思います。
それもこの知識を理解して使っていただければなくなると思います。

テキストベースのお願い vs 対面のお願い

誰かにものを頼む時に、LINE やメールなどのメッセージで頼む場合と、相手と対面して頼みごとをする場合で、皆さんはどちらの方が説得力が高いと思いますか?
普通に考えれば、対面で直接会ってお願いした場合の方が、説得力は高くなる気がしますが、実際に、どれくらい高くなると思いますか?
2倍ぐらいでしょうか、3倍ぐらいでしょうか、なんと実際には30倍も違うというのが今回参考にしている研究です。

今はテレワークなどで、なかなか対面してお願いすることは無理だという人も多いと思いますので、そんな人のために、対面しなくても同じような効果を得る方法を今回は提案したいと思います。

今回の研究は対面の力について調べてくれたものです。
今テレワークが促進され、対面する機会は減ってきていると思いますが、この原理を理解しておけば、対面しなくても同等かそれに近い効果を得ることは可能だと思いますので、参考にしていただけたらと思います。

コーネル大学などが行った研究で、45人の男女に対して見知らぬ人10人に声をかけて、アンケートに答えてもらうように頼んでもらうという実験を行っています。
この際に2つのグループに分けて、一方はメールを使ってアンケートの依頼をしてもらい、もう一方のグループには対面でアンケートをお願いしてもらいました。

普通に考えれば、どちらの方がアンケートに答えてくれる可能性が高いのかということについては、なんとなく考えればわかると思いますが、当然ですが、対面でお願いする方が高い気がすると思います。

このアンケートを取ってもらう人たちに、どれぐらいの人たちが自分のアンケートに答えてもらえると思うかという質問をしています。
皆さんであれば10人中何人がアンケートに答えてくれると思いますか?

この両方のグループには、メールで依頼するグループと対面で依頼するグループの2種類があるということは伝えていなくて、それぞれに10人中何人がアンケートに答えてもらえると思うかという質問をしています。

その結果、両方のグループとも10人中5人ぐらいは答えてくれるであろうと答えています。
ですから、どちらのグループとも予測としては10人中5人は頼みごとを聞いてくれるであろうと考えていたわけです。

ところが、実際にしてみると、メールで依頼した場合には、平均して10人中0.3人しかアンケートに答えてもらえませんでした。
つまり、10人中5人ぐらいは答えてくれるだろうと思いメールで依頼してみたら、実際には0.3人しか反応してくれなかったということです。
なんとも切ない結果です。

一方で、実際に対面してお願いした場合にはどうなったのかというと、同じように10人中5人は答えてくれるであろうと思っていたわけですが、実際にしてみると、なんと10人中8人も依頼に応じてくれたということです。

メール:0.3人/10人

対面:5人/10人

ですから、全く同じお願い事をする場合であっても、メールでお願いすると10人中0.3人しか答えてくれないということで、承諾率としてはたったの3%しかないということでした。
にもかかわらず、対面でお願いした場合には、承諾率は80%にもなったということです。

結局、人間は対面して相手にお願いした場合の方が、メールや LINE でお願いするよりもはるかに承諾率が高くなります。
承諾率で比べると、およそ27倍程度の違いになりますので、30倍近くも相手がYESと答えてくれる確率が変わるということです。

このように考えると、メールや LINE で告白したという人が時々いますが、やはり、メールや LINE でお願いするのは、食事に誘ったりするぐらいの相手がそもそも応じてくれる可能性が高いことであれば構いませんが、告白したり大事なお願いをするという時には、対面で直接お願いした方がいいのであろうということが考えられます。
あるいは、対面に準ずるようなコミュニケーションの方法を使ってした方がいいのであろうと思えます。

難しいお願い事でも同様

この研究では他にも似たような実験をいくつかを行っていて、例えば、見知らぬ人に自分が書いた文章を校正して直してもらうといったもっと面倒なお願い事をしています。
この場合も、結果としてはほとんど同じで、メールなどのテキストベースの場合よりも、対面で相手にお願いした場合の方が、30倍近くどの実験でも結果に差が確認されています。

このような違いが出る理由は何なのかというと、メールで断るよりも対面で断る場合の方が気まずくなるからです。
ですから、これは説得力というよりは、断ることに対する難しさが勝るようになっているので、その結果として、お願い事が通りやすくなっているのではないかと推測されています。

対面で断ることのハードルの高さ

研究チームのコメントとしては、やはり、初対面の人と接する時には気まずさや恥ずかしさを避けたいと考えるものですが、メールの場合にはその感覚を回避することができるのであろうとされています。
実際のところ、日常の友達とのやり取りでさえ、参加者の半数ぐらいの人たちがメールや LINE のテキストベースのものを使うと答えています。
確かに、僕たちも考えると、5割どころかもっと多い割合で LINE やメールを使っている気もします。

相手が見知らぬ人だから、そこまでの差が出たのではないかと考える人もいると思います。
見知らぬ相手に対面でお願いをする場合と、友人にメールでお願いをする場合を比べたところ、やはり、対面でお願いしたほうがはるかに効果的だったということが分かっています。

友達でも見知らぬ人でも同様

実際に、相手が友達であっても見知らぬ人であっても、結局、対面でお願いしたほうがお願い事ははるかに通りやすくなるということです。

対面でお願いをされるとその場で断らないといけないので、断りづらくなってしまうわけです。

メールや LINE の方が便利ですし、今テレワークになっていますので、なかなか対面でお願いするのも難しいという状況だと思います。
ですが、相手にとってYESと答えづらいことや、相手にどうしても応じてもらいたいと考えることに関しては、対面、または、それに準ずる方法でお願いしたほうがいいということが今回の研究からわかることです。

皆さんも、自分のお願い事に対して、これは難易度が高いので相手が応じてくれる可能性が低いのではないかと感じていることの場合は、対面してお願いしたほうがいいということです。

とはいえ、今テレワークになっていますし、顔を突き合わせて話すことは無理な状況です。
ポイントとしては、メールなどテキストベースのものに対しては断りやすいということです。
ですから、断りづらい状況の部分を使えばいいわけです。

この断りづらさを出すためには、情報量が多ければいいということになります。
相手という人間や信頼感が伝わり、その場で断らなければいけないプレッシャーを相手に感じさせることができればいいわけですから、ビデオ通話を使えばいいということになります。

ビデオ通話を活用

ZOOMを使ったりLINEを使ったりしてビデオ通話を使っている人もいると思います。
僕は元々会議などもビデオ通話で十分だと考えていますし、講演もYouTube を使ってオンラインで行うことが多いので、基本的には対面で行う意味はないと考えています。

対面ではなくても、対面に近い説得力や必要な効果を出せればいいわけです。
特に、会場で行う講演の場合には、観客と何メートルも離れているわけですから、顔が分からないぐらい離れた距離で話しているよりも、自宅でゆっくりとした状況でスマホの中で対話している方が内容も伝わりやすくなると思います。

もちろん、ビデオ通話で対面と全く同じパフォーマンスを引き出せるとまでは言いませんが、テキストでお願いするよりも、電話やビデオ通話でお願いしてできるだけ情報量の多い方法を使った方が、応じてくれる確率は高くなると思います。

どうしてもお願いを聞いてほしいこと、相手が断る確率が高いと自分の中で思うことについては、今はビデオ通話でお願いするようにしてみてください。

逆に、相手が応じてくれる可能性が高いものや、大して労力がかからないものに関しては、LINE やテキストベースで全然いいと思いますし、その方がお互いに手軽でいいとも思います。
ここぞという時にはビデオ会議を使ってもらうのがいいのではないでしょうか。

これをデートの誘い方などに応用するのであれば、相手が絶対にYESと答えてくれそうなこと、例えば、ランチに誘ったり軽いことに関しては、LINE やテキストベースでいいと思いますが、デートの誘いやディナーに誘う時など、重いことに関してはテキストではお願いせず、直接会った時にするようにしてください。

相手と約束などを取り付ける時にも、相手が抵抗を感じないような事に関してはテキストでお願いして約束を取り付けておいて、会っている時に重めのお願いをするというのがいいと思います。

ビデオ会議も全く同じで、最初から重めの話題や議題をしようとすると当然相手も警戒心を持ちますから、最初は軽めの相談のような感じでビデオ会議を始めて、タイミングをはかりながら重めのお願いをしてみるのが頼みごとを聞いてもらうためにはいい方法だと思います。
30倍まではいかないかもしれませんが、それに近いくらいのパフォーマンスを出すことができるかと思います。

普通のお願い事ぐらいであればまだいいですが、そもそも相手が皆さんの言いたいことに抵抗しているとか、反感や反論を抱いているという場合には、なかなか難しいものもあると思います。

相手の意見を変えるテクニック

このような相手の意見を変えさせるためには、特殊なポイントを押さえておく必要があります。
いくつかのポイントを押さえると、相手の意見が変わりやすくなるということが科学的にわかっています。
今回のおすすめの動画では、そんな相手の意見を変えるための方法を解説した「【18万件の議論を分析】相手の意見を変える5つの条件」を紹介しておきます。

相手を説得するため、相手の心を動かすためのテクニックについて解説しています。
今テレワークで色々な人とオンラインでコミュニケーションを取る必要が出ていると思いますが、とても便利で楽ではありますが、やはり、説得効率やパフォーマンスは落ちるものです。
だからこそ、そこには技術が必要だと思います。
対面ではなくても、それを補うだけの技術を身につける必要があると思います。

人を動かしたり説得するためには言葉の力を学ぶことが大切です。言葉の使い方や選び方、文章の書き方により説得率はかなり違ってくるものです。
今回のおすすめの本として、そのために役に立つであろう2冊を紹介しておきます。

まず1冊目は、『ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則』です。
これは僕が何度も何度も読んだ本で、僕がベストセラー作家になることができた理由のひとつでもあります。
本は、なんとなくパラパラと見てから買う人がほとんどで、中をじっくり読んでから買う人はそんなにいません。
ですから、タイトルや目次がまずはとても大切になります。
であれば、まずはそこを勉強しようと考え、そのために使った本になります。
科学的にキャッチコピーの力を分析していた方のプロのマーケターの本になりますので、皆さんが YouTube をやったり EC サイトをしたりするような時にも参考になると思います。

2冊目は、そこまでビジネスをガッツリするわけではないけれど、人にお願い事をする時のLINE の送り方やメールの送り方を知りたいという方もいると思いますので、そんな方には、『人を操る禁断の文章術』をおすすめしておきます。
相手の心を動かすための文章のポイントや、話の組み立て方について解説しています。気軽に呼んですぐ実行できると思いますので、ぜひ試してみてください。

相手の意見を変えるなら

今回のおすすめ本
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リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S002210311630292X

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