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他人の話を聞く子供や部下を育てる方法【知的謙遜】

D-lab by Mentalist DaiGo

この知識はこんな方におすすめ

  • 常に成長していきたい
  • 成長して欲しい人がいる

周囲の人を成長させる人とは?

自分がリーダーになったり、集団の中で他の人に気づいてもらいたいことがある時に、どうすればいいのかということを解説させてもらいます。

ビジネスでもある程度成功すると停滞する時があります。
この人でも同じで、ある程度生活に満足することができるようになると、学ぶことを怠って停滞してしまう時があります。

仕事でも最初はとてもやる気があったのに、ある程度自分の力でこなすことができるようになると、スキルや技術を身につけたり学び成長するための努力が失われていきます。

これは職場でも家庭でも大切です。
仕事の仲間や同僚、大事な家族や子供、自分の大事な人に気づいてもらった方が自分の人生にとってもいいのは間違いありません。

チームや家族が、どうすればお互いに高め合いながら成長することができるのかということを解説していきます。

自分の考え方を整えるためのおすすめ本

おすすめの本も3冊紹介しておきます。

こちらは、今回の知的謙遜の考え方などについてまとめた内容になっています。
自分を客観的に見て正しい考え方を手に入れるにはどうすればいいのかということがわかる本です。

超客観力

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自分が何をしたいのかということがわからない人も多いと思います。
自分は今人生のどのような場所に立っていて、いったいどこを目指しているのかということがわからない人もいます。

やはり、人は自分のことを知らないと物事を判断したり相手に No と言うこともできません。
物事を選択するためには、それについてどちらを選ぶべきかということだけでなく、自分がどうしたいのかということも知る必要があるはずです。

そんな自分を知るための方法を理解できるのがこちらの本です。
今の自分を正しく知って、人生をどのような方向に進めていけば自分はもっと幸せになれるのかということを理解していただけたらと思います。

insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

他人に拒絶されるのが怖いというのは、No と言えるかどうかということだけでなく、自分が他人に頼みごとをする時に断られてしまうのではないかと極端に考えすぎてしまうのも拒絶感受性が関わることです。

自分がお願いをしても断られたらどうしようとか、断られるのが怖いから頼むのもやめておこうとなってしまいます。
これを解消するためには、実際に頼み事をしてみて、自分のお願いや頼みごとは意外と受け入れてもらえるという自信を持つことがとても重要です。

とはいえ、頼み事をして断られるのも嫌ですし、どうせならば相手が YES と言ってもらえる確率を高めたいはずです。
こちらは、そんな相手が YES と答えてくれる確率を高めるための方法について学ぶことができる本です。

人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

自分の知的謙遜を高める5つの方法

まずは、自分の知的謙遜を高める方法として、2016年のジョージタウン大学のクリスティーン・ポラス氏が、知的謙遜の中でも、特に「他者へのリスペクト」「自分の立場を変える」というポイントに的を絞って、重要なポイントを5つにまとめてくれていますので、そこから解説していきます。

「他者へのリスペクト」

他人へのリスペクトがないと、自分の力だけで生きていくことになります。
それは自分自身の可能性を失うことでもあります。
自分とは違う考え方であっても、相手のリスペクトがないと考え方を理解しようとする気もなくなってしまいます。
他人の視点も理解することで、知らないと逃してしまうチャンスを見つけることもできます

これが知的謙遜で一番重要なことです。
僕も他人へのリスペクトがなかったとしたら、他人の意見に耳を傾けることもできなかったでしょうから、ニコニコで自分の好きなことだけしていれば良いと考え、YouTube に挑戦したりすることもありませんでした。
そうなると当然ですが今のDラボもありません。

人は年齢を重ねれば重ねるほど他者へのリスペクトが薄らいでしまい、知的謙遜がなくなっていきます
これがチャンスを失う原因です。

「自分の立場を変える」

自分がこれまで積み上げてきた常識から逃れるためには、自分の立場を変えるということが必要になります。
自分よりも優れた能力を持っている人、自分が信じていることよりも可能性のある理論、これまで信じていたことよりもアップデートされた情報、常に自分のポジションを移していくことができなければ、これらから学ぶことも成長することもなくなります

常に客観的に見ることが重要です。
自分が今していることや信じていることが常に正しくてベストだとは限りません。
常に新しい常識を受け入れていく必要があるのかという観点を持ち、もし必要があるのであれば、自分の立場をどのように変えていけばいいのかということを考えることが大切です。
これを柔軟に考えることができないと、あっという間に時代に取り残されます。

ポイント1 :与える

他人により多くを与えるギバーは、他人と人間関係を深めることができます。

人間は様々なタイプの人と付き合っていないと、他人の意見を受け入れることができません。
周りの人と深い人間関係を作ると、人はそれぞれ考え方も違うわけですから、その人間関係はどうしても面倒になります。

表面上だけ付き合っているのであれば、それぞれの考え方はそんなに出ないでしょうから、考え方の違いで悩むこともありません。
ですが、深い付き合いになればなるほど、相手との考え方の違いに気づくようになります。

そこで、その違いも受け入れた上で、自分とは違っても優れている点に目を向けることができるかどうかです。
これを考えることができるかどうかで、知的謙遜の能力は変わってきます。

だからこそ、他人により多くを与えるギバーになる必要があるわけですが、何でも与えればいいということではなく、次の3つのポイントに留意して与えるようにしてください。

①情報的リソース

他人に伝えることができる自分の専門知識や技術や経験を与えてください。
他の人よりも自分が持っていて、周りから求められるであろう経験や情報を伝えてください。
もちろん、そのために自分で調べても構いません。

②社会的リソース

新しい人間関係を紹介するようにしてください。
人を紹介するだけであればお金がかかるわけでもありませんし感謝されます。

③個人的リソース

自分の時間や使えるリソースで他人のために何かをしてあげることもできます。

この3つのリソースを与えることが重要なわけですが、クリスティーン・ポラス氏によると、主に情報的なリソースと社会的なリソースを重要視した方が良いとされています。
それはどちらも減ることがないからです。
情報も人間関係も与えても無くなるものではありませんし、相手は一度それを与えられると、そこからずっとメリットを得ることができます

ポイント2 :成果を分ける

自分を助けてくれた人の全てが win-win になるように成果は分けるようにしてください。

従業員を対象にした研究でも、仕事の成果を独り占めすることなく、チームの全員に分けるリーダーのもとであれば、チームメンバーの仕事に対するエンゲージメントは3倍も高くなったということが示されています。

ですから、特に継続的に取り組んでいくのであれば、成果は独り占めせずに全員で分けた方が、その後の結果や成果も大きくなっていきます。

もちろん、ここでいう成果はお金だけではありません。
誰のおかげで結果が出たのか、称賛も人それぞれの働きに注目して分けてください。
大きな結果や最終的な成果だけでなく、そこに至るまでそれぞれの人が果たした役割に目を向けて、称賛の声も小さな壁を越えたり達成をするたびに与えてください
周りの人にわかるように褒めてあげてください。

ポイント3 :褒めのスキルを磨く

他人を褒めることが苦手な人も多いと思います。

定期的に他人を褒めることができる人は、「他人の視点」を持つことができるということが示された研究があります。
他人を褒める人の方が、多角的な視点を持つことができて、チャンスをつかむ可能性が高くなるということです。
余計な思い込みに惑わされる可能性も少なくなります。

とはいえ、人によってはみんなの前で褒められることが苦手な人もいますし、逆に、みんながいる前で褒められることに喜びを感じる人もいます。
これについては、これまでの嬉しかった褒められた経験などを相手に直接話を聞いた方がいいです。
過去の嬉しかった経験の話から、その人が周りに人がいる状況で褒められた方が嬉しいのか、一対一で褒められた方が嬉しいのかということを確認してください。

ポイント4 :フィードバックスキルを磨く

フィードバックスキルは、他人から意見を求められた時に自分の意見を返す力です。

相手にとって適切なフィードバックを返すためには、相手が何を考えているのか理解しておく必要があります。
相手の立ち位置や考えについて、適切に把握することで上手にフィードバックを返すことができます
この適切なフィードバックは、自分の知的謙遜を鍛えるためにも役に立ちます。

ただし、ここで重要なのはネガティブなフィードバックも返すということです。
とはいえ、相手に言いづらいこともあります。

この言いづらいことをどうすれば言うことができるのかということについて、クリスティーン・ポラス氏は2つのポイントを示してくれています。

①フィードバックサインを決める

相手に心の準備をしてもらうための、自分なりの前置きやフレーズを決めておいてください。

研究で示されている例としては、「特定の音楽を流したら厳しいフィードバックをする」とあらかじめ決めておくという方法が紹介されています。

例えば、「これからグサッとくることを言うけれど…」と前置きをあらかじめ相手と決めておいてもいいですし、毎週金曜日の夕食の時には、食事の前に5分だけ時間をとって言いにくいことを言うというような方法でもいいと思います。

状況やサインを決めておくことで、相手は話を聞く気になります。
ネガティブなフィードバックを急にされると反論したくなったりします。

②「自分だったら」と想像する

ネガティブなフィードバックを与える際には、事前に「自分だったらどのようにそのフィードバックを伝えられたら話を聞く気になるだろうか」と考えてください。
自分だったらと考えた上で、どうすれば相手が受け入れてくれるのだろうかと考えます。

ポイント5 :意義の共有

自分のしていることが、周りの同僚や仲間、家族にどのように役に立っているのか、周りの人と確認するようにしてください。

自分のやりたいことばかり考えていると、人はどんどん自分のことしか考えられなくなります。
自分のしていることが、周りの人にどのように役に立っているのか相手に質問してください。
そんな話をお互いにすることによって、人は持ちつ持たれつの関係になります。
これによって、他人の視点も他人のいいところも認めることができるようになります。

自分の使命や目的を周りに共有しておくことも重要です。
自分のしたいことや目的を主張するのではなく、それぞれお互いに共有して助け合いながら、持ちつ持たれつの関係を作ることが重要です。

ここから先は、親や上司など、人を導く立場にある人が知的謙遜を鍛えるためにどうすればいいのかということを解説していきます。
ぜひ続きも今回のおすすめの動画からDラボでチェックしてみてください。

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リサーチ協力:パレオチャンネル

参考:https://daigovideolab.jp/play/1571586842

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